春早いと普段見過ごしている種に目がいきます。このスズメノヤリもそういう位置づけでどこにでもあるのにこういく季節でないと注目されない種かもしれません。10cm前後の小さな多年草で花の季節なのですが、周りの枯れ草と似たような色彩ですから意識しないと見つからないかもしれません。イグサ科に分類されます。
3つに割れた柱頭を持つめしべわきに葯が目立つ6個おしべがあり、柱頭には花粉らしきものが付着していますが、葯はまだ裂開していません。雌性先塾の様子が見て取れます。この後花被片が平開し葯がはじけ雌性期にはいることになります。