雪ノ下からアケボノシュスランが顔を出しました。常緑性のランですから、覆っていた雪が無くなれば直ちに光合成をして新しい生活を始めます。幾分雪に押されてつぶれ気味ですが時間とともに形状が回復することでしょう。
晩秋にも花があった株ですから、越冬してもまだ実が熟していないようです。いや、すでに中の種子は出来上がっていて蒴果が乾燥してくると割れ中から種子を放出するのかもしれません。アケボノシュスランは花の季節は8月からという話があります。しかし、丘陵公園で見られるアケボノシュスランの花期は10月から11月。雪解け後、こういう状態の蒴果が沢山ありますから雪国に適応したアケボノシュスランは独特の生態をしているのでしょうか。
どうもこれは蒴果ではないようです。まだ開花していいないつぼみのように見えます。越冬して雪解け後に花を咲かせるというものもあるのでしょうか?興味深い現象ですからこれがどうなるか継続観察することにします。忙しさに紛れて忘れないように注意します。