カラコギカエデ

湿地が好きなカラコギカエデも見られました。沢山群生しているような状態ではありませんが散策路脇の草藪に見られます。紅葉のきれいなカエデということになっていますが、それはもう少し先。今は静かに実の季節を過ごしています。あまり高木にはならずせいぜい５ｍ程度の亜高木です。

カラコギカエデの翼果

カエデかの仲間の果実は翼果という言葉を使いますが、種によって形が微妙に違います。２ケの種子がくっついて一つの翼果になっていますが、カラコギカエデは２個の間の開きが全くありません。

カラコギカエデの葉

他のカエデの葉のような形状ではなく、せいぜい浅く３裂する葉です。

カラコギカエデの樹肌

北日本のカエデです。湿地を好むカエデは他に無いと思いますから、高山や北地の湿地で生育するカエデはこの種と考えてもいいかもしれません。