森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

ツルウメモドキ

2018年06月26日 | 自然観察日記
雌雄異株のつる性木本です。日当たりのよい山野の林縁にみられます。アケビなどとともに存在するいわゆるマンと群落を構成する種という位置づけ。なかなか大木は見られませんが、かつて計20cm位の個体を観た記憶があります。しかし、林縁は人の手が入りやすく伐採されてしまうことが多いので大木までなかなか成長できません。

ツルウメモドキの雌花

2018年06月26日 | 自然観察日記
ツルウメモドキは雌雄異株。この花は柱頭の発達が良いので雌花のようです。受粉後秋にはオレンジ色の果実が実ります。お正月飾りに使うことがあるのですが、冬場長く飾るようにするには実がはじける前のものを採集し乾燥させるとよいのだと知人が教えてくれました。