森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

房総鴨川の照葉樹林

2019年04月01日 | 自然観察日記
今年は暖冬小雪ですが越後はまだ春は始まったばかり。うずうずしている気持ちを癒しに一足早く季節の進んでいる房総半島に行ってみました。ところが田舎暮らしの身ですから途中の首都高速では進路を間違えてパニック状態になってしまいました。しかし、相棒が頼りがいのあるヒトですからここは全部一任。ハラハラドキドキで南房総の鴨川に着いた次第です。
それはそうと予想していた通り随所に目的にしていた極相状態の照葉樹林が目に留まりました。房総半島には高山はなくほとんどが低山帯で最高峰が400ⅿ台なのだそうです。かなり開発されてはいるものの自然の森林も点在しているようです。発達した照葉樹林は林床は暗くあまり多くの花を見るには適していません。むしろ、人の手の入っている林の縁が穴場だろうと目標を定めて散策することにしました。そうはいっても土地勘が全くありませんでしたから振り返っていろいろ反省することが多く再び訪れたい気持ちが湧いています。わずかな時間でも観て来た植物や自然のことが沢山ありますから、とりあえずしばらくは房総の植物の話をすることにします。
新潟にも照葉樹林はあります。房総との違いを論ずるだけの力量はありませんが、新潟の植物を理解するのに他県の植物を観ることでより一層深く理解できそうな気がしています。

太平洋の陽の出

2019年04月01日 | 風景
私はいま日本海に近いところに住んでいますが、日の沈むところは何度も見ています。しかし、日が昇るところは今まで記憶がありません。見られそうなタイミングもありましたが、水平線には厚い雲があって陽が高くならないと光がささないのです。今回、日本海に日が沈むような水平線間近な太陽を見ることができてとても感動しました。

清澄寺の「千年スギ」

2019年04月01日 | 自然観察日記
樹齢は定かではないそうですが樹高が約47ⅿ、目どうりの太さが約15ⅿという巨樹です。これほどのものはなかなかお目に掛かれないと思います。国の天然記念物に指定されています。ただ、中が空洞になってきていいるとのこと少々気がかりです。

清澄寺

2019年04月01日 | 風景
「きよすみでら」ではなく「せいちょうじ」と読むようです。この寺の脇から散策道が伸びていてハイキングが楽しめるようです。今回は2・3kmほど歩いて折り返しました。