テンナンショウ属の種はこのミミガタテンナンショウ以外気づきませんでした。生育タイミングが異なることも考えられますが、概して土壌の発達が悪い場所のようでしたから環境が合わないのかもしれません。芽が出ていても不思議ではない季節です。ミミガタテンナンショウはかなり個体数があってあちこちに花が咲いていたり尖った芽が出ていました。
葉は花が咲いた後に展開して来ます。小葉が7枚くらいの葉になります。テンナンショウの仲間は好き嫌いがあって花を「気持ち悪い」とい思われる方がたいへん多いのに驚かされます。花の形ではなく斑点や色彩がどうも悪い印象を与えている気がします。ミズバショウは愛されるのにその扱いの差の大きさは何なんだろうと思います。人の感性というのは不可解なものです。