森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

ウチワサボテンの一種

2019年04月30日 | 自然観察日記
砂地のへりやや土壌の安定しているところにウチワサボテンの一種が大株を作って自生していました。もちろん在来種ではありません。どこかの庭から逸出して野生状態になっているのでしょう。サボテンは暑く乾燥する地域の植物。銚子の砂浜は乾燥はするにしても雨は多く暑さもたかが知れている場所のように思えます。こういう光景を見たのは初めてでかなり衝撃を覚えました。実に不思議な光景でした。

ウチワサボテンの実を割ってみました

2019年04月30日 | 自然観察日記
ドラゴンフルーツという果物があります。サボテンの一種ですから同じような味がするのだろうと色づいた果実をかじってみました。うっすらと甘いのですが、このサボテンは美味しいというものではありませんでした。果実の肉は赤紫色をしています。

食べた後の舌が・・

2019年04月30日 | 自然観察日記
驚いたのが食べた後の口の状態です。舌は全体が赤紫色に染まってしまいました。この状態では人前には出れなくなった気がしました。同行した妻はこれは草木染に使えるかもと実を数個もぎ取って持ち帰り染色を試みましたが媒染がうまくいかず失敗です。舌もほどなく色素が取れて気にならない状態になりました。

ウチワサボテンの一種の棘

2019年04月30日 | 自然観察日記
サボテンの棘は葉の変形といわれます。鋭い棘です。実はもぎ取った果実の縁に細かな固い棘が沢山あり、その棘が結構な悪さをして指のあちこちに刺さっていて除去するのに少々苦労しました。ウチワサボテンにはいい思い出がありません。
それはそうと、こういう光景は許されるのでしょうか。駆除する方が正しいような気がしています。

逸出したカタバミの一種

2019年04月30日 | 自然観察日記
オオキバナカタバミというのでしょうか、南アフリカ起源の帰化植物です。おそらく、どこかの庭に栽培されていたものが野生化したものなのでしょう。道路わきに沢山咲いていました。サボテンばかりでなくこういった帰化植物が実にたくさん存在しています。在来種との関係で大きな問題になっています。人の暮らしの中で必然的に発生する問題ですが、大きな視点で生態系どう守るべきなのかを考えさせられる旅にもなりました。