フユイチゴ

新潟県にも自生しているフユイチゴがありました。越冬した赤い実が認められます。歩いた道沿いには植林した場所も多くその際などにみられ個体数はそこそこありました。

フユイチゴの実

果実は集合果といわれるもの。まだ花の少ない季節ですから赤い実には癒されます。花は１０月ごろに咲き、果実は冬を越して春まで見られます。

フユイチゴの葉

フユイチゴの葉は丸く先はとがりません。ところで新潟県内のフユイチゴの分布はかなり特異的です。資料によると弥彦山塊・新津丘陵・阿賀野川沿い・新発田付近の山地帯、それに佐渡。他の地域には稀には見つかるもののほぼ分布していないというデータがあるのです。こういう分布をする種は他にもあって県内分布を考える場合大きなヒントになる現象なのです。