森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

ムキタケ

2020年11月11日 | きのこ・菌類
遅いキノコでアラタケよりはもちろんのことナメコよりは遅いのが普通です。とはいえ例外も多く早かったり遅かったりできっちり決まっているわけではありません。今年のキノコの発生についての大方の意見は発生が遅れたものの一気にいろいろなものが出ているというものでした。ムキタケもナラタケと同じ時期に見られるという不思議な年ではあるようです。

ムキタケ裏面

2020年11月11日 | きのこ・菌類
ツキヨタケと同じ樹に生えていることが多く同時に発生していればかなりの人が間違えてしまうことでしょう。幸いなことにツキヨタケの方が発生が早く遅れてムキタケが出ますからある程度の危険は回避できます。そうはいっても同じ時期に発生することもあるので一つ一つしっかりと覚えておかないといけません。このキノコはおいしいキノコで出会ったら頂いてくるのが常ですが今回は人に譲り写真だけにしました。

カメムシタケ

2020年11月11日 | きのこ・菌類
湯沢のキノコ仲間が見せてくれたサンプルです。いわゆる冬虫夏草の一種でなかなか見られない珍品です。過去にセミタケは自分で探せたのですがカメムシタケは初めて。カメムシの成虫から発生しているキノコです。不思議ですね。カメムシにとりついたキノコの胞子がカメムシにとりついてその細胞を犯していきある時キノコを発生させる・・・。ある人の話では胞子が宿主にとりつくときはごく短時間で行い一気に広がるのだとか。真相は定かではありませんがいづれにせよかなりドラステッィクな現象が起こるような気がします。