森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

エゾオヤマノリンドウ

2020年11月22日 | 自然観察日記
栗駒山の南面、宮城県のイワカガミ平から栗駒山へは2つのコースがあって、尾根筋を登るものといったん沢に出て東栗駒山を経て登るものがあります。その沢筋コースの沢に出会うあたりの岸に色鮮やかなエゾオヤマリンドウの花が見られました。花らしいものものは唯一ここだけでこれ以外の色彩はすべて紅葉に関するものでした。

コメツツジ枝枯れ

2020年11月22日 | 自然観察日記
栗駒山(1626m)は海抜が幾分低いせいか針葉樹林帯が見られません。しかし、山頂部分は風は強いので低木林でおおわれています。そんな中枝枯れをしているコメツツジを見ました。寒さのために枯死したのではないかと推理しています。

コメツツジの戦略

2020年11月22日 | 自然観察日記
枯れたコメツツジと単純に思いながら近づいてよく見ると枯れ枝ばかりではなく新しい若い枝が伸びているではありませんか。枯死した枝が覆いかぶさるようにして下部の枝を守っているのでしょう。下部にある枝から若い芽が出ているように見えました。これも生きるための適応なのだと自然の巧みさを感じざるを得ません。

風当たりの弱い場所に見られたコメツツジ

2020年11月22日 | 自然観察日記
コメツツジも紅葉の季節です。半常緑の低木ですから先端の葉は厳冬期にも耐えて来春を迎えます。おそらく雪に厚く覆われて寒さに耐えられる場所なのでしょうか、株全体が生き生きしていました。