いわゆるバナナが付いています。野生種ですから内部には沢山の種子が入っていて食べやすいものではないと思われます。この仲間は単為結果という受精しなくて果実を実らせるという性質が時々見られるそうでその無種子の個体がクローンで増やされ食用のバナナに改良されてきたのです。
リュウキュウイトバショウは他のバナナの仲間に比べ直立性が高いのだそうです。葉は包むなどの材料に使われたりできるのですが、なんといっても琉球では糸を取り出すものに利用されていました。しかし、一反の芭蕉布作るのに200本のイトバショウが必要で非常な重労働だったという説明がありました。継承する人が非常に少なくなっているという話です。