ハクサンタイゲキ 2021年03月19日 | 自然観察日記 八方尾根の黒菱平に釜池という小さな池があり周辺が散策路になっています。そこでは、ハクサンタイゲキがなかなかの群落を作っていて丁度花の季節で目を引きました。ハクサンは加賀白山から来ているのでしょうが、「タイゲキ」とは何かと調べてみるとどうやら中国の名前がそのままきているようです。当地ではトウダイグサの仲間は“大戟”(タイゲキ)というそうで漢方にも共通しているようです。
ハクサンタイゲキの散状に開く杯状花序 2021年03月19日 | 自然観察日記 トウダイグサ科の種は杯状花序を持つものが多いのですが、その花序を上部の枝が四方に似伸びて枝先につけています。この形質もこのグループ独特のものです。
ハクサンタイゲキの花 2021年03月19日 | 自然観察日記 黄色いものは腺体で中央部からめしべが1個飛び出しています。杯状花序ですから理論的には雄花が複数個これに付かなければならないのですがハクサンタイゲキには見られません。