ラン室に入いると様々なランが見られました。一角にホンコンシュスランが展示されていました。数個体が小さなコロニーになって生育しています。日本のシュスランと名前が付くものより大型で同じ属とは思えないほどです。
穂状に咲く花は全体で見れば目を引くにせよ一つ一つの花は比較的小型でどちらかというと地味なものです。それゆえ山野草としての愛らしさを感じます。
この種は花を観賞するより葉を見るいわゆる観葉植物として評価されているそうです。たしかにやや赤みがかったビロード状の葉は独特で他に見ない形質です。