森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

ササ原が広がる山腹

2017年09月22日 | 風景
ガスが覆ってはっきりしませんが、ササの量はかなり多いと思います。もっとも高木があまり育たない環境ですからなおそういった印象になるのでしょう。

お花畑

2017年09月22日 | 風景
二度目の登山に出会ったお花畑です。一週間前は花は咲いていませんからササ原と思っていた場所です。山頂から少し下がった場所ですが至る所に見事なお花畑ができていました。

ミヤマニガイチゴ

2017年09月21日 | 自然観察日記
何度か載せていますが、花弁が落ちた後の姿を捉えましたので再び登場します。山地に行けばしばしば出会う種で特に珍しくもない感じにはなっているのですが、里山には生育していませんから見ると山に遊びに来たなぁと実感します。それでも各地の個体は個性がありミヤマニガイチゴも多種多様な感じがします。

花後のミヤマニガイチゴ

2017年09月21日 | 自然観察日記
花弁がない種かな?と思いそうですが、ミヤマニガイチゴですから白い花弁があったはず。落ちた直後はこんな姿になるのですね。がくが花弁のように見えてしまいます。この後、茶色の葯も落ち粒粒で赤い実になって熟することになるのでしょう。

ヤマソテツ

2017年09月20日 | 自然観察日記
シダ植物から。山地帯の深山に見られるヤマソテツです。亜高山帯ではあまり見ない気がしていましたから記録のつもりで載せておきます。山菜としても優秀なものではないかと思いますが、あまり話題にされることはないようです。

ミヤマワラビ

2017年09月20日 | 自然観察日記
シダ植物はあまり得意ではありませんが、資料を見ながらの同定です。印象に残ったのがミヤマワラビ。山道の斜面に群生していました。シダ植物も個性があり魅力的で少しづつ馴染み始めています。

カクミノスノキの若い実

2017年09月19日 | 自然観察日記
カクミノスノキは花後一斉に同じような生育をしていないのか、まだ若い実もあちこちに散見されます。若い実はがく筒が角ばっているのが確認できます。またがくの中央部がへこんでいて椀状になっています。別名のウスノキのウスは臼からきているといのだそうで、この形状が臼なのだそうです。

カクミノスノキ

2017年09月19日 | 自然観察日記
山に入るたびにスノキの仲間が目に留まります。カクミノスノキ別名ウスノキ。どこにでもあるといえば確かにそうですが、果実がしっかり付いている株を見るのはあまり多くない気がします。今年はスノキは沢山花をみました。まだ実は熟していないので黒い実は見ていない段階です。カクミノスノキはようやく赤い実を観たので載せない訳にはいきません。

カクミノスノキの熟した赤い実

2017年09月19日 | 自然観察日記
綺麗な写真が撮れました。しかし、アップで見るとこの実はあまり角ばっていません。水分を含みすぎたのかマルミノスノキに似た状態で何とか角張っている微かな証があります。こういう個体もあるのですね。

コバノイチヤクソウ

2017年09月18日 | 自然観察日記
姿勢を低くしながらかなりえぐれた山道を歩いていると思いがけないものが目に入ります。コバノイチヤクソウもそのうちの一つ。まだつぼみの個体ですが、林床にひっそりと息づいていました。

コバノイチヤクソウの葉

2017年09月18日 | 自然観察日記
花はまだでしたから葉をしっかり見ます。イチヤクソウと同じで点々と生育する習性で群生することはない種です。葉はイチヤクソウをやや小さくしたもの。赤みは帯びないようです。亜高山帯に生育する種です。花は白。1つの茎に数個付けます。