森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

サワオグルマ

2019年12月24日 | 自然観察日記
サワオグルマの花がありました。個体数は多くなく大株の個体も見当たりません。それでも黄色い花は湿原内では目立ちました。

ドクゼリ

2019年12月24日 | 自然観察日記
木道脇にドクゼリの若い個体が見られました。周辺にはところどころ同じような株が見られドクゼリの群落があるようです。経験的にドクゼリが大きな群落を作っている場所に出会ったことが無いのですが、親見湿原の流水がある場所にはかなり生育しているようです。花の季節は夏から秋ですからそのころの親見湿原も見ておく必要があるようです。

ズミ

2019年12月23日 | 自然観察日記
湿地に見られるズミが所々に自生していて丁度花を咲かせています。あまり大きな木は見当たりませんが山際の敵湿地に楚々とした白い花が見え隠れしていました。

ズミの葉

2019年12月23日 | 自然観察日記
ズミの葉は変異がいろいろありますが、この枝の葉は切れ込みがない葉です。「ミツバカイドウ」という別名があるのですが、三つに分かれる葉も普通にあります。

ミツガシワ

2019年12月22日 | 自然観察日記
親見湿原はミツガシワが有名な湿原です。残念ながら花の見ごろを過ぎたころの訪問になりましたから湿原一面の白い絨毯にはお目にかかれませんでしたがその片鱗を確かめることはできました。

ミツガシワの果実

2019年12月22日 | 自然観察日記
多くの株が果実をつけていました。一つ一つはオカトラノオの果実に似ているような形質ですが、ミツガシワはリンドウなどに近いミツガシワ科でサクラソウ科のオカトラノオとはかなり系統が異なります。

湿原の縁に残るミツガシワ群落

2019年12月22日 | 自然観察日記
日当たり関係でしょうか林の近くの一角に花盛りのミツガシワの一団が見られました。木道からかなり離れていて遠目に白く輝いている景観を見るにつけ、この湿原いっぱいに咲く頃の様子を想像すると素晴らしい絶景になると思います。

親見湿原

2019年12月21日 | 風景
姫川源流湿原に隣接して親見湿原という広々とした湿原があります。湿原内をめぐる散策路があり多くの花が咲く季節を歩いてみました。素晴らしい湿原ですがあまり人の影がなくとても静かなひとときを過ごしました。

ハンノキ林

2019年12月21日 | 自然観察日記
散策道は湿原の真ん中は木道になっていてやがて山の縁の樹林帯に続いています。開けた湿原が樹林帯に移る辺りにハンノキの林が見られました。

ハンノキの幼木

2019年12月21日 | 自然観察日記
ハンノキ林はかなり疎で間隙が多くあります。そこにはハンノキの幼木が沢山見られました。かなり乾燥化が進みつつある湿原のようで、遠くない将来ハンノキの優先する湿原に変化していくのでしょう。