白い糸状のものはコケ植物の胞子体と判断して手元にあるコケ植物の資料を参考に調べてみました。コケ植物の知識がほとんどありませんから見当違いの可能性もあるのですが、小さな葉状体を拡大して観るとオオホウキゴケとされる種に近似しています。解説には比較的平地の敵湿地に普通に見られる苔類のようです。
コケ植物は半数体の葉状体と二倍体の胞子体でできているという知識は持っていますから、白い糸状のものは二倍体の胞子体と考えられます。胞子体ですからその先端に胞子のう(嚢)が形成されるはず。それは普通丸いものですが、4分裂した細長い構造物が見られます。これは何?胞子のうが割れて胞子を散らした後の様子と考えてみました。胞子は4から5月に散布されるという性質があるとのこと、丁度胞子を散布した後の様子ではないかと考えています。
胞子のう(嚢)は丸か楕円形ですからこの4つの幕が胞子を包み込んでいたものと思います。
最近コケ植物に興味を持たれる方が散見されます。私も遅まきながらコケ植物にも注意を払っていこうと考えているところです。コケ植物の世界も不思議がいっぱいでまた美しいものが沢山ありますから嵌るかもしれません。
最近コケ植物に興味を持たれる方が散見されます。私も遅まきながらコケ植物にも注意を払っていこうと考えているところです。コケ植物の世界も不思議がいっぱいでまた美しいものが沢山ありますから嵌るかもしれません。
ハナイカダも山菜に利用されることがあります。長岡あたりでは自生株が少ないのでとてもそういう発想にはならないと思いますが、新潟県内でもハナイカダも山菜に利用されることがあります。長岡あたりでは自生株が少ないのでとてもそういう発想にはならないと思いますが、新潟県内でも糸魚川など多い地域はどうなのでしょうか?新芽を摘まんで利用するそうです。
ヤマトキホコリの葉の先端は尾状になりません。葉腋に花穂がつくのですが秋になります。春についているのはウワバミソウです。また、ウワバミソウの花穂ははっきりとした柄がありますが、ヤマトキホコリには柄がないのが普通です。
ヤマトキホコリもウワバミソウも山菜として利用されています。茎が赤味を帯びるウワバミソウをアカミズ、緑色のままのヤマトキホコリをアオミズと呼んで区別しているようです。味は私の味覚では同じで、区別できませんね。面白いことにウワバミソウは秋に茎の節が膨らみいわゆるむかごになります。このむかごのを利用した酢の物を頂いたことがあり新鮮な感覚を持ったことがあります。ヤマトキホコリはむかごはできません。
オオバタネツケバナと思いますが、毛があり葉に柄があることからオオケタネツケバナにしました。オオバタネツケバナは山地の湿地に自生している種ですがオオケタネツケバナは日本海側に見られる種という記載を見つけました。標本を採集しているわけではなく写真判定ですから十分な資料を撮っていませんから確定というわけにはいきません。