森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

オオバツツジの花

2021年12月27日 | 自然観察日記

薄黄色の花は枝先に数個垂れ下がるように咲きます。しかし、全体の花数は少なく葉陰に隠れるように咲くことも多いため目立ちません。ベニサラサドウダンツツジのおびただしい数の花数と対照的です。


アブラガヤ

2021年12月26日 | 自然観察日記

尾根筋といえどところどころ平坦でまた湿地になっているとことがいくつかありそういう場所は木道が敷かれています。何番目かの湿地はアブラガヤが目に付く湿地でした。木道脇の今が盛りのアブラガヤです。カヤツリグサ科の高径の多年草です。平地の湿地にも普通に見られますから垂直分布は広い種のようです。


アブラガヤの花穂

2021年12月26日 | 自然観察日記

花序を全体で見ると頂生か腋生で数本出てそれぞれが穂状になりそこに多数の小穂が付くためおびただしい数の花が咲くことになります。この絵はごく一部を写したものです。


オヤマボクチ

2021年12月25日 | 自然観察日記

鳩待ち峠(1591m)から至仏山(2228m)の尾根道は1600m以上の高所です。オヤマボクチは里山の植物という印象でいましたから、こんな高所に見られるというのがちょっとした発見でした。


オヤマボクチのつぼみ

2021年12月25日 | 自然観察日記

オヤマボクチの花は9月から10月ころになりますから、7月時点ではまだまだでようやくつぼみがはっきりしてきた段階です。白い綿毛をまとった姿は瑞々しくかわいい感じです。


オヤマボクチの葉

2021年12月25日 | 自然観察日記

葉は大型で区部が凹んでいる三角形をしています。葉裏は白い綿毛がたくさん付いていて、この綿毛を利用してソバのつなぎにしたり団子にいれたりする風習が新潟にはあります。この綿毛が火おこしの際に使った火口とかでオヤマボクチの語源になっているというのもよく知られていることです。


ゴヨウイチゴの花

2021年12月24日 | 自然観察日記

ゴヨウイチゴの花は花弁が退化していて見られません。とはいえ資料には目立たないがあるような言い回しもありますがしっかり確認したことがありません。思い込みは良くないですね。次回は確認したと思います。


ヒロハユキザサ

2021年12月23日 | 自然観察日記

ヒロハウキザサが見られました。ところどころ小さな群落を作っています。花を見ることはありませんでしたが、雌雄異株の種ですからそれぞれの花後の様子が見られました。