山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

鎮守の祭りはしっとりとパワフルだ! 2

2010-10-24 21:34:05 | できごと・事件
闇夜の国道の山車を迎えるのは山並みや木々ばかりではない。
 小さな集落ごとに地元の人々が山車を待ち、到着すると見事な打ち上げ花火が夜空の静寂を破る。

          

 こんな過疎な集落でも、かくもこどもや青年がいたのかと思うほどに山車の前後に群がる。
 子どもたちは脱兎のごとく体をくねらせ走りまわり、自らの躍動感を表現してはばからない。

               

 45歳以下の青年が祭りの運営の主役だ。
 これからの地域の希望の星なのである。



 小さなお宮の供物も日常の凛とした生活感が出ている。
 ニンジン・大根・ゴボウ・ショウガ・白菜・コンブ・サトイモなどが形よく献上されている。
 どこを見回しても、控え目だが自然体の躍動が沁みてくるムラの一大劇場なのである。
 かつての日本が置き忘れた品性がこの中山間地にあったのだった。


 
コメント
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