山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

山里はやはり多様だった!

2010-10-20 21:16:22 | 食彩・山菜・きのこ
 春野町と森町の境にある可愛い山小屋を訪ねた。
 そこは杉・檜に囲まれながらもシイタケ栽培をやっていることもあり、コナラをはじめとする広葉樹がわずかに広がっていた。
 なんとそこはいろんなキノコが自生していたのだ。



 びっくりしたのは、オレンジ色をした美味の「アカモミタケ」の菌輪があったこと、最近有毒になったと言われる「スギヒラタケ」の大群生、ひだに緑の染みがありダシがよく出る「ハツタケ」、ジャパニーズマッシュルームの「ホコリタケ」の大群生。
 もちろん、ベニタケ、有毒のクサウラベニタケ・ドクツルタケ・ドクベニタケ、ホウキタケ、イグチ、テングタケ、フウセンタケなど、総じて多様なきのこの王国があったのだった。

             
 
 標高がさほどでもないのにもかかわらず、これほど豊富なきのこが散在するとは想定外だ。
 こちらに定住する前後は、天竜杉の本場だからきのこは期待できないと思っていたし、実際目にする近隣の林にはきのこは見られなかった。
 しかしそれは、じつに表面的であったというのがわかった。
 やはり、じっくり里山を歩くことなんですね。
 狭い範囲ながらも、きっちり、きのこも昆虫も植物もせいいっぱい生きているんですねー。
 もちろん、過疎に生きる人間も。
 そんな感慨が体に沁みこんできた散策(下見)だった。
 こうした森を快く案内してくれた開明的な林業家に感謝するばかりだ。

(画像は、上からハツタケ・アカモミタケ・スギヒラタケ)


 
コメント (2)
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