山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

雨の里山歩き

2010-10-28 20:09:56 | 食彩・山菜・きのこ
 台風の影響で朝から雨模様の一日だった。
 雨の日は買い物の日と決めてある。
 そのついでに小さな里山をのぞいてみた。
 昨年はお目にかかれなかったが、モミの木近くに出る「アカモミタケ」がさりげなくでているではないか。
 樹上から滴る雨が幹を伝わってどくどくと流れている。
 その流れの終着点の根元には、白い泡ができている。
 
                                              

 林内が整備されているのできっとキノコがあるに違いないと、そのモミの木の近くを歩いてみたら、マンネンタケ(マンネンタケ科)を発見。
 これのデカイのはよく床の間に飾ってある。
 マンネンタケは広葉樹にでて、似ている「マゴシャク」は針葉樹に出るとのことだ。

    

 またその近くには、「ハナビラニカワタケ」(シロキクラゲ科)が枯れ木に出ていた。 これは酢の物にするとうまいそうだ。

 総じて、キノコの量は深山にはなかなかかなわないが、鑑賞するには実に多様な姿を見せてくれる。
 針葉樹の中で10%もいかない広葉樹の存在だけでもこれだけ楽しめるのだから、広葉樹がもっと増えていけば楽しみがもっともっと増えるというものだ。

 森を市場原理だけで木材生産するのは生物多様性に反する。
 森は市場原理とはちがう原理がいのちなのだ。
 私には多様な森こそ心のセラピーになっている。          
コメント (1)
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