事務局まかせだった「山の楽市」も、今回は組織的に取り組んだ結果、35の出店者を迎え、盛況のうちに終わった。借景の満開の桜並木、緑なす山並みに囲まれ、さらには天候にも恵まれた結果、里山のいのちのエネルギーをいただくことになる。イベントでは丸太切りや薪割りがゆるりと行われる。
地元の女性部は初参加だったが、草餅も手打ち蕎麦も協力体制ばっちりでしかも男性もフォローに回った。お客も行列ができるくらい人気がありついに完売となる。この経過は今後の取り組みのステップになると期待している。
オイラは、フライパンで珈琲の生豆を焙煎し、ミルで粉にして飲むという体験コーナーを担当する。時間がかかるので多数の参加はなかったが、のんびりと挽きたての珈琲を楽しんだ。七輪の火力加減・フライパンの厚み・豆の煎り具合で焙煎の結果が微妙に変わることがわかった。
各コーナーでは様々なドラマがあったようだが、今回はゆっくり廻る余裕がなかった。ただし、共通の知り合いを媒介にして出会った人とのめぐり合いもドラマチックだった。事務局体制の確立がいまだ課題だが、次回へのさらなる布石ができたことが成果でもある。休みにもかかわらず役所の人も参加してくれたことも大きい。