朝食の途中で突然和宮様が「畑の近くで不思議な虫を見たぞよ」というので、あわてて箸をおいて現場に急行する。すると、確かに白いひげの虫がふらふら飛んでいた。
体は1cmもないくらいの小さな虫だった。とにかく白い髭が浮遊している感じなのだ。しかし、デジカメはなかなかピントを合わせてくれない。しかも、じっとしていないので止まるのをじっと待つ。
すぐに、パソコンでいろいろ調べてみたら、「クロハネシロヒゲナガ」という蛾だった。翅は黒く、髭は白く長い、そのままの名前だ。よく見ると、かなりの数が発生している。まるで、蚊が集団でいるような感じだが、ゆらゆら浮遊するのが魅力的で、とても蛾とは思えない。
しかたがないので、web「ゆめこが虫を撮る」から引用してみると、こんな見事な画像があった。体は黒いように見えるが光の角度で褐色か紫に見える。メスは髭が短い。そういえば、数年前庭で目撃したのを思い出したが、そのときもピントを合わせられず断念した経過があった。生態はまだ未解明の状態だそうで、資料も少ない。