山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

国道を歩くと見えてくる

2018-04-20 20:21:44 | 植物

 国道というとつい車のためにあるように思い込む。しかし、道は歩くことで道ができる。これが道の原点だ。歩いてすぐ目に入ったのは、やはり八重桜だった。豪華絢爛、歌舞伎の世界を彷彿とさせる。

 

 

                      

 川沿いに目立たない桜「ウワミズザクラ」が見えてきた。ウワミズザクラは植えたというより自然に育ったようで、足場の悪い所にあった。葉は桜餅などに利用されるので食用になる。なかなか見栄えのする桜だが、振り向いてくれる人が少ないのが残念。

 

                  

 樹に絡んでいたのは、「ゴヨウアケビ」だ。葉が5枚、全縁なのですぐわかるが「ミツバアケビ」との交雑種もあるという。手が届くくらいの所にアケビの実ができるといいのだが、「そうはいかないぜよ」との回答だ。

 

    

 そしてたびたび目にする樹は、「アカメガシワ」だ。典型的なパイオニア植物で、空き地ができるとすぐに進出する。この若葉は食用にもなるというがまだ食べたことはない。よく見ると鑑賞に耐えられる美しさと生命力がある。

 魯迅は、「希望とは道のようなものである」「歩く人が多くなれば道ができる」という名言を『故郷』に表しているが、オイラの座右銘でもある。車では見えにくいが、歩くと見えてくるものがある。

 

 

 

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