山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

殿様が和宮様に会いにやってきたが…

2020-06-04 23:13:06 | 生き物

 スナップエンドウの支柱をセットし、シカや害獣に食べられないよう周りに青いネットを張る。こんなことは初めてだが、残念ながらこのところ獣害の現実は甘くない。そのネットに小さな「トノサマガエル」(アカガエル科)がうろうろしていた。近くに昔のしいたけのほだ木を入れる水槽があり、そこに生息しているようだ。

 和宮様に会いに来たようだが、姫は淡竹のメンマづくりに忙しくてそれどころではない。振られた殿様はちょっぴり淋しそうだったが、金の眼を大きく開き、体の縦の線を整えて威厳を無理に正していたようだった。

  

 群れで行動しないアウトローの「殿様」は、縄張り意識が強い。天敵が近づくと腹を膨らませて威嚇する。その偉ぶった姿はまさに殿様らしいのだが、青いネット周辺には天敵は現れなかった。以前、蛇がカエルを飲み込む場面を見たことがあったが、殿様はときに蛇をも食べてしまうことがあるという。「ぜひわが畑の虫を食べ放題してください」と懇願してみた。最近はキュウリの葉を貪る「ウリハムシ」の襲来がひどいからだ。

 時代だろうがこの殿さまも全国的には少なくなり、絶滅危惧種に指定されるのではないかとささやかれるほどだ。畑にはアマガエルが圧倒的に多く、モリアオガエルも一時いたことがあった最近は姿を消し、今年から殿様は新しくお成りとなったばかりだ。その意味で、ぜひ長く定住赴任してほしいものだ。

        

 そしてなんと深夜に、かわいい「アマガエル」がわが家を侵入。はじめはシュレーゲルアオガエルかと思うほどの緑のいでたちだった。警備に当たっていた当局は即座に犯人を逮捕。

        

 犯人は眼の周りの黒班からアマガエルを特定したが、害を与えなかったことで即座に釈放。これから夏本番をひかえますます侵入者が増えていくなか、隙間だらけの家の現状に頭を抱える。

             

コメント
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