白黒のフリフリレースが目立つ「ヨコヅナサシガメ」(サシガメ科)が夜にやってきた。以前、畑にやってきたことも何回かあった(2013.6.29.blog)が、深夜わが家に侵入してきたのは初めてのことだった。フリフリがやや斜めに立ち上がっていて、白のストライプが強烈だ。オートバイでいえば、ハーレーダビットソンのようなかっこいい昆虫だ。ふつうのカメムシは、野菜を吸汁する「害虫」で日々われわれを悩ましているが、サシガメは肉食系昆虫なのだ。ヨコヅナサシガメは、定宿の桜にたむろしていて桜を食害するイモムシなどを刺し、その体液を吸うという「益虫」でもある。
ヨコヅナサシガメは昭和初期に日本に侵入した外来種で、地球温暖化とともに北上しているようだ。日本のサシガメの仲間では最大級の大きさなので、「横綱」の名前がつく。ときには、人をも刺すことがあり、激痛がはしるというから注意が必要だ。
梅雨のさなかの畑では、ヤマビルが暗躍していてさっそく洗礼を受けた。できるだけ雑草を少なくして住処をなくしたいと草刈りを続けているが、もう「振出し」に戻ってしまった。いよいよ、昆虫だけでなくイノシシ・シカ・アナグマ対策をも具体化しなければならない。こうして、スローライフは駆け足になってしまって、おかげで昼寝がついつい長引いてしまっている。