今年のインゲンは元気がいい。毎年のように病気にかかってまともな収穫ができなかったインゲンが、今年は安心して収穫できそうだ。和宮様の好きな野菜だ。さっそく、「インゲンは天ぷらがうまいのじゃ」と天ぷら料理に励んでいた。
今回はあまり植えていないミニトマトだったが、なんとか初収穫第1号を迎えることができた。今年は突風に襲われることがなかったのも幸いしたようだ。問題は大きなトマトの方だ。5本あれば1本は突然枯れてしまう。繊細な野菜の一つだ。
去年はキュウリの大収穫を確保できたが、今年はどうだろうか。害虫のウリハムシがかなりやってきたが本体の成長が早かったのでなんとか凌げそうだ。苗が小さいうちにウリハムシに食べられると致命的になる。残念ながら、ウリハムシ対策の有効な手段はまだ入手できていない。
ネットカバーをしていたため実がすでにできていたのを確認していなかったので、あわてて収穫したのがピーマン・シシトウ・甘長トウガラシらだった。昨年は甘長トウガラシが遅くまで収穫できて食卓を支えてくれた。ピーマン・シシトウは一昨年は好調だったが、昨年は思うように成長がいかなかった。かように、毎年の収穫実績はまちまちだ。これでは百姓としては生活できないことになる。対外的には「わが家は家庭菜園をやってます」とごまかしてはいるが、それは間違いでもないものの百姓への道は遠く、深い。