尾上ガーデン付近で梅もぎ作業が始まった。おとな8人・子ども4人、計12人の陣容である。今回は梅の量が少ないと言われていたがいざ収穫してみるとけっこう豊富で梅を入れるダンボールが足りなくなるほどだった。また、いつもながら尾上さんの細かいおもてなしも光る。抗がん剤の注射跡を腕中にその赤い模様を描いていた山猿さんもなつかしそうに元気な姿でやってきた。
和宮様は体調がすぐれないので収穫には参加できなかったが、梅仕事の段取りを準備して夕方からはヘタ取りに専念、そして洗浄へ。まずは梅肉エキスづくりを開始する。
まずは梅割り器(木製)を使って種を取り、フードプロセッサーで液状にする。以前は擦りおろし器でやっていたがとてつもない労力がいる。
それから布巾に汁ごと梅を入れて包み、果汁をホーロー鍋のなかへ絞り出す。これを何度も繰り返し、いよいよ気長に煮詰めていけばできあがりだが、今日中にはでき上がりそうもない。オイラは睡魔との闘いで「煙霞」の世界で舟歌を歌っている。