溜まりにたまった乾燥材の数々。煎餅などの菓子袋や焼海苔にはけっこうずっしりした乾燥材が入っていることが多い。この中身の石灰を取り出して畑に撒こうというわけだ。1年に1回はこうした小さな作業を行う。乾燥材をゴミ箱に入れるのではなく畑に返していこうというわけだ。これも小さな循環型社会への一歩ではないかと自己満足する。
意外にも石灰の乾燥材メーカーは多様でもなく、数えるほどの会社しかないのがわかった。その中でも、「土壌改良剤」として再生出来ることを明記しているメーカーは少ない。ほとんどは、水に捨てると発熱して火傷することがあるとか、口や目に入ったときは医師に相談を、とかの注意書きのみが多い。
乾燥材の石灰は、吸湿前の「生石灰」の状態で、それが水と反応すると「消石灰」となる。畜産農家や鶏舎のある農家はこの「消石灰」で殺菌・消毒している風景はよく報道される。これよりアルカリ成分がやや少ないのが「苦土石灰」(苦土はマグネシウム)で、ホームセンターなどで販売されている。オイラは畑で使うふだんの石灰は貝殻を砕いた「有機石灰」を使うことにしている。
ついでに、菓子袋などに「シリカゲル」もときどき入っていることがある。それは余った種の袋などに入れるようにして、これもできるだけ捨てないようにしている。