夏からの天候や害獣に翻弄されて、雑草の背がずいぶん高くなってしまい、今は毎日のように草刈りに追われている。そんな雑草には種もできているので畑で肥料として熟成するより燃やしたほうが良い、ということで、古い竹支柱と共に焚き火をすることにする。
明け方に小雨が降ったようで、焚き火の延焼防止には絶好のコンディションだ。しかし、火がなかなか点かないのでいただいた材木の端材を投入する。また、個人情報のある紙類なども燃やしていく。そうした援軍のおかげでおき火ができていく。
また、大量に採っておいた栗のイガも燃やしていき、ずいぶん熾火がしっかりしてきたところで春に収穫した「ジャガイモ」や早めに収穫した「飛騨カボチャ」を茹でていく。これは夕飯となる。
暗くなる前に、イノシシが残してくれた生の落花生を七輪で炒ることにする。炭はもちろん焚き火から出た消し炭だ。しかし、火力が強すぎたせいでかなり焦がしてしまった。また、定番のトビウオの「クサヤ」も焼いていく。これも夕飯のおかずとなる。
夕刻になると、ほぼすべてが灰燼(カイジン)に帰した。環境も気分もすっきりする。気になっていた重荷がすっかりなくなった気分だ。久しぶりの焚き火だった。朝から夕方まで、一日がかりの焚き火だった。その途中で、畑に積んであった残渣や古い支柱を運搬したり、片づけをする。この作業をやっておかないと次に進めない。畑ではやっと、ニンジン・赤大根の芽が出てきた。が、冬がすぐにやってくる。