きのこの師匠が庭の原木からシイタケをゲットしたというので、あわてて昨年の春に近所のシイタケ農家からいただいたほだ木の周りを急遽草刈りをする。背丈ほどの雑草が伸びていたので草刈機を縦や横に振りかざしてやっと草苅を終える。まだ、全部の様子は見る余裕がなかったが、チラリと見えたシイタケ。それをとりあえず初収穫する。この最初の収穫ができるかどうかがこれからの指標ともなる。
駒菌を打ち込んだのが昨年の5月中旬。普通なら2月あたりから駒打ちするが大幅に遅れていた。そのため、いつも注文する「森菌」の在庫がなくて、栃木の「大貫菌」を初めて使ってみた。森菌のしいたけは旨みもコクもあり、肉厚の「どんこ」も収穫できるが。
ちょうど、夕飯の準備をしていたので無理じいしておかずの一品に加えてもらった。時間がないので、すぐできる油炒めにする。収穫が遅かったので味は大味となってしまった。それは「大貫菌」の味なのかどうかは今は判断できない。それでも、じゅうぶん秋を感じさせる夕べとなった。
また、直径50cm以上もあるいくつかの切り株にも駒打ちしてあるが、こちらのほうの様子も気にかかる。寒冷紗をかけていたので湿気で雑菌がはびこっているかも知れない。まずは、原木シイタケが無事出てきたことで安心の第一歩となった。