山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

境界の道路はどちらが?

2021-10-04 21:39:21 | 出会い・近隣

   隣の土地との境界にちいさな道がある。ここ数年、隣人が草刈りをしなくなったので善意で草刈りをやっていたが、バタフライガーデンの管理に追われさすがに余裕がなくなってきた。したがって、道には雑草が繁茂して通るのも大変になってきた。しかも、隣の畑は耕作放棄地になってしまい、いまやススキとセイダカアワダチソウやコセンダングサのジャングルになってしまった。

           

 じつは、わが境界にはほかに不在地主の土地と隣接しておりそれが3か所もあり、そのうち2か所は通行することがあるのでなんとか自前で草刈りしている。もう1か所は、やはり耕作放棄地で夏だけ草刈りしてくれている。地主が来れないときはシルバーセンターに頼んでいるので、少なくとも雑草を何とかしようとの誠意が感じられる。

     

 中山間地から人がいなくなり、居ても高齢で草刈りさえも大変になってきている現実が年々迫ってくる。こういう地方の現実は、東京一極集中主義の対極にある。「ポツンと一軒家」の番組が人気を博しているが、日本中がそうなってしまった現実をどう考えるかを直視しなければならない。

     

 地方は捨てられたのだ。しかもそれを支持したのも「農村票」なのだ。この自己矛盾、錬金術から覚醒しないと見えない金縛りを突破できない。「新自由主義」の格差拡大は、「新しい資本主義」という名で今回の新内閣でも引き継がれていくようだ。そんな鬱憤を秘めながら、きょうもひたすら草刈りをしていく。   

コメント
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