足元でゴソゴソ動くものがいた。まさか、最近よく見るマムシじゃあないかとそっと足元をのぞく。するとそれは、「ゴマダラカミキリ」らしいのがわかった。しかし、いつものゴマダラの斑紋が違う。
害虫でもあるので捕まえてみたら髭が片方しかなかった。とくに特徴的だったのは斑紋が体の縁に沿って一列のようだった。こんなゴマダラカミキリをみるのは初めてだった。ひょっとすると、新種じゃないかと図鑑を見たが出ていない。結局のところ、新種ではなかったということらしいー。
今年の8月に捕まえたゴマダラカミキリは上の画像のような体いっぱいの星のような斑紋があるはずだ。これがまばらとすればゴマダラじゃあなくて、「マバラカミキリ」ではないかと、勝手に夢想する。
たしかに、わが庭の何本かの樹木はカミキリにやられてしまった。しかしトータルで見れば、その多くのカミキリは枯木を食べることで樹を分解して、滋味な土に帰していく。そういう自然循環のサイクルの重要な一端を担っているともいえる。だから、害虫だという一面だけで判断してはいけないんだー。