※レビューの途中より映画の(および原作の)結末について触れています。原作を読んでいない方や、これから映画を見ようとしている方(で、白紙の状態で見たい方)は、映画鑑賞後にお読み下さい。
映画『渇水』の原作は、河林満の同名小説。
河林満(かわばやし・みつる)
1950年12月10日生まれ。福島県いわき市佐糠町出身。
東京都立川市・昭島市に育つ。都立立川高校定時制卒。
昭島郵便局集配課勤務を経 . . . 本文を読む
本作『怪物』を見たいと思ったのは、
もちろん“是枝裕和監督作品”というのが大きな理由のひとつではあるのだが、
もうひとつ理由があって(むしろ、こちらの理由の方が大きいかもしれない)、
それは、脚本を担当しているのが坂元裕二であったから。
坂元裕二は私の好きな脚本家の一人で、
これまでは、主に、TVドラマでの作品を楽しんできた。
過去の作品では、
「東京ラブストーリー」(1991年1月7日~ . . . 本文を読む
本作『銀河鉄道の父』(2023年5月5日公開)を見たいと思った理由は5つ。
①俳優として私が高く評価している役所広司の主演作である。
➁俳優として私が高く評価している菅田将暉が宮沢賢治を演じている。
③女優として私が高く評価している森七菜が賢治の妹・トシを演じている。
④『八日目の蝉』の成島出監督作品である。
⑤原作である門井慶喜の小説「銀河鉄道の父」を5年前に読んでいる。
役所広司は私と . . . 本文を読む
TVドラマ「TOKYO MER〜走る緊急救命室〜」は、
2021年7月4日から9月12日まで、
TBS系「日曜劇場」枠で放送されたテレビドラマで、
東京都を舞台に、
最新の医療機器とオペ室を搭載した緊急車両(ERカー)で、
危険極まりない重大事故・災害・事件の現場に駆けつけ、
負傷者にいち早く救命処置を施す、
救命救急のプロフェッショナルチーム「TOKYO MER」(東京モバイル・エマージェン . . . 本文を読む
本作『ヴィレッジ』(2023年4月21日公開)を見たいと思った理由は三つ。
①藤井道人監督作品である。
➁河村光庸プロデューサーの最後のプロデュース作品である。
③黒木華が出演している。
藤井道人監督作品は、
『デイアンドナイト』(2019年)
『新聞記者』(2019年)
『宇宙でいちばんあかるい屋根』(2020年)
『ヤクザと家族 The Family』(2021年)
『余命1 . . . 本文を読む
本作『ちひろさん』を見たいと思った理由は二つ。
①今泉力哉監督作品であること。
➁有村架純の主演作であること。
今泉力哉監督作品とは、
『愛がなんだ』(2019年)
で、出合い、以降、
『アイネクライネナハトムジーク』(2019年)
『mellow』(2020年)
『街の上で』(2021年)
『あの頃。』(2021年)
『かそけきサンカヨウ』(2021年)
『愛なのに』(2022年)脚 . . . 本文を読む
本作『別れる決心』(2023年2月17日公開)を見たいと思ったのは、
『オールド・ボーイ』『お嬢さん』のパク・チャヌク監督作品というのもあるけれど、
一番の理由は、タン・ウェイの主演作であるからだ。(パク・ヘイルとのW主演)
タン・ウェイと出逢ったのは、
タン・ウェイの映画デビュー作『ラスト、コーション』(2007年)だった。
日本では2008年2月2日に公開され、
佐賀では(いつものご . . . 本文を読む
本作『ロストケア』(2023年3月24日公開)は、
私の好きな女優・長澤まさみの出演作としてチェックしていた。
原作は、葉真中顕の小説「ロスト・ケア」(第16回日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作)。
監督は、前田哲。
主演は、松山ケンイチ。
長澤まさみの他、
(私の好きな)坂井真紀、戸田菜穂も出演しており、
〈見たい!〉
と思った。
連続殺人犯として逮捕された介護士と検事の対峙 . . . 本文を読む
イギリス映画『生きる LIVING』は、
黒澤明監督の名作映画『生きる』(1952年)をリメイクしたもので、
ノーベル賞作家カズオ・イシグロが脚本を手掛けている。
黒澤明監督の映画『生きる』は好きな作品であったし、
この『生きる』をカズオ・イシグロがどのように脚色しているのか興味があった。
監督は、2011年に『Beauty』(原題)でカンヌ国際映画祭のクィア・パルムを受賞したオリヴァー・ . . . 本文を読む
本作『ひとりぼっちじゃない』を見たいと思った理由は、三つ。
①私の好きな女優・河合優実の出演作であるから。
➁私の好きなロックバンド「King Gnu」の井口理の映画初主演作でもあるから。
③私の好きな脚本家・伊藤ちひろの初監督作品であるから。
河合優実は私が好きな女優で、
出演作はすべて見ると決めているので、本作もかねてより見たいと思っていた。
「King Gnu」は私の好 . . . 本文を読む