この映画を見たいと思った理由はただ一つ。
唐田えりかの出演作であるから。
唐田えりかを、美しき映画女優としてはっきり認識したのは、
濱口竜介監督作品『寝ても覚めても』(2018年9月1日公開)においてだった。
第2回「一日の王」映画賞・日本映画(2015年公開作品)ベストテンで、
私は、濱口竜介監督作品『ハッピーアワー』を第1位に選出した。
次作を、首を長くして待っていたのだが、
その次作 . . . 本文を読む
私は、女優・河合優実のファンである。
【河合優実】
2000年12月19日生まれ、東京都出身。
2019年デビュー。
2021年に公開された、
『サマーフィルムにのって』(2021年8月6日公開、松本壮史監督)
『由宇子の天秤』(2021年9月17日公開、春本雄二郎監督)などの作品で、
第43回ヨコハマ映画祭「最優秀新人賞」
第35回高崎映画祭「最優秀新人俳優賞」
第95回キネマ旬報ベスト . . . 本文を読む
本作『エンパイア・オブ・ライト』を見たいと思った理由は二つ。
①サム・メンデス監督作品であること。
➁映画館を舞台にした映画であること。
サム・メンデス監督は、
衝撃のデビュー作となった『アメリカン・ビューティー』(1999年)以降、
『ロード・トゥ・パーディション』(2002年)
『ジャーヘッド』(2005年)
『レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで』(2008年)
『お . . . 本文を読む
世界中で愛される映画の数々を世に送り出してきた巨匠スティーブン・スピルバーグ。
テレビ映画として撮られた『激突!』(1971年)に始まり、
『ジョーズ』(1975年)
『未知との遭遇』(1977年)
『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』(1981年)
『E.T.』(1982年)
『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』(1984年)
『ジュラシック・パーク』(1993年)
『シンドラーのリス . . . 本文を読む
この映画『天上の花』は、入山法子の出演作として知った。
入山法子という女優(&モデル)は知ってはいたが、
魅力ある女優として強く認知したのは、NHK朝ドラ「エール」だった。
音(二階堂ふみ)が社会勉強のために働き始めるカフェーで、
貧しい家に生まれ、病気の親を抱えるという女給・希穂子を演じていたのだが、
竹久夢二の美人画から抜け出てきたような美貌に目が釘付けになった。
その . . . 本文を読む
本作『夜、鳥たちが啼く』を見たいと思った理由は、三つ。
① 佐藤泰志の小説が原作であること。
② 監督が城定秀夫であること。
③ 脚本が高田亮であること。
北海道函館市出身の佐藤泰志は、
芥川賞候補に5度ノミネートされながら、
41歳で自らの生涯を閉じた夭折の作家。
函館のミニシアター「シネマアイリス」代表・菅原和博氏の舵取りにより、これまでに、
熊切和嘉監督作品『海炭市叙景』(2010年 . . . 本文を読む
「イチケイのカラス」は、
2021年4月5日から6月14日までフジテレビ系「月9」枠で放送されたTVドラマで、
東京地方裁判所第3支部第1刑事部(通称:イチケイ)を舞台に、
主人公の刑事裁判官・入間みちおの自由奔放で型破りな裁判に振り回されるも、
真実をつかもうと奔走するイチケイメンバーの活躍が描かれる、
実に面白いドラマであった。
主人公の入間みちおを竹野内豊が、
事件の処理件数が信じら . . . 本文を読む
「一日の王」映画賞の発表はまだですか?
と訊かれることがある。
「昨年(2022年)公開された作品で、まだ佐賀では公開されていない(気になっている)作品がある」
というのが、まだ発表できない理由だ。
特にミニシアター系の映画は、東京や大阪などの大都市で公開されてから、
(佐賀では)1か月から3か月遅れで公開される。
3か月は待てないが、せめて1~2か月くらいは待って、
(気になる作品は)少しで . . . 本文を読む
本作『桜色の風が咲く』は、
私の好きな小雪の主演作として以前より注目していた。
世界で初めて盲ろう者の大学教授となった東京大学先端科学技術研究センター教授・福島智さん(※)と母・令子さんの実話を基に描いた人間ドラマで、
※【福島智】
1962年兵庫県生まれ。
3歳で右目を、9歳で左目を失明。
18歳で失聴し、全盲ろうとなる。
1983年東京都立大学(現・首都大学東京)に合格し、盲ろう者と . . . 本文を読む
本作『人生クライマー 山野井泰史と垂直の世界 完全版』は、
日本を代表するクライマー・山野井泰史に密着取材したドキュメンタリー映画である。
監督は、自身もヒマラヤ登山経験のあるジャーナリストの武石浩明。
ナレーションは、映画『エヴェレスト 神々の山嶺』(2016年)で主演し、自らも登山を愛好する岡田准一。
2022年3月に開催された「TBSドキュメンタリー映画祭2022」で上映されたバ . . . 本文を読む