福山市立大学教育研究交流センター公開講座「知の実践」シリーズの初回を受講した。講師の木村学さんは昭和25年生まれの地質学者(夕張市出身・北大卒)。講演はプレートテクトニクスの説明がほとんどだった。
(西日本が乗っかっている)ユーラシアプレートとフィリンピン海プレートの境界が南海トラフに当たる。フィリピン海プレートは沈み込む際(4cm/年)にユーラシアプレートを押し歪みが生じる。そして歪みが限界に達した結果、大地震が発生するが、その周期は最短で90年、長くても200年なので今世紀中には必ず発生すると考えられている。
紀伊半島沖で地震が発生した場合、5分で津浪が到達すると言われ、情報入手後の速やかな避難が命をつなぐ鍵となる。福山は瀬戸内海沿岸に位置するので被害の規模は小さくなるだろうが、日頃から防災訓練に参加し避難ルート等を確認しておくべきである。最後の質問時間には格闘着姿の石岡久彌市議からきつい一発が浴びせられた(笑)。今後は防災に重きを置いた「南海トラフ巨大地震に備える」、というような講座を開いて欲しい。
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