第５９回福山菊花展覧会始まる

今日（金曜日）から福山城公園で菊花展が始まった。嬉しいことに快晴である。菊栽培に情熱を注ぐ人たちの力作を無料で観賞できるのは非常にありがたい。



福山市内だけでなく近隣の市（笠岡など）からも菊が持ち込まれている。福山城に菊をあしらった作品は毎年注目を集めているが、盆栽もシブい魅力がある。土日の公園は相当賑わうことだろう。

倉敷市木見の首切り地蔵（後編）

お堂（首切地蔵堂）の中には二体の地蔵が安置されていた。地蔵の足元に置かれた木札によると立像は室町時代の作らしい。小さい方は首と胴が離れており作られた年代は不明とのこと。



波止岡とは大昔この辺りまで海だったことを示す地名で首を刎ねた太刀を洗った池はお堂の背後にあったと地元には伝わっている。つまり木見駅の東側に位置する広場が池だったことになる。


室町時代の御仕置場跡地付近には宝篋印塔・地蔵の他に南無阿弥陀仏の石碑も建立されている。私がこれまで調査した同様の跡地にはヒゲ題目が高確率で存在していたが、木見の場合は違った。

福山市南本庄１丁目・紅葉保育所の建て替え工事

紅葉保育所（南本庄１丁目７‐７）は現在建て替え工事が行なわれている。昔はのどかな風景が広がっていた福山城下の西外れも着実に変わりつつある。



建築主は社会福祉法人あかつき会で施工業者は富士建設である。関係者の話では来年３月の完成予定という。現在保育所は広島化成第三工場の北側の本庄東公園（同１丁目６）に仮移転している。

姿フライゴールド（スグル食品）

スーパーで見つけてパッケージ買いした（いかの）姿フライ。広島ではポピュラーな駄菓子だが、大人になっても時々食べている。呉市のスグル食品のフライはパリッとしていて私には一番食べやすい。第三のビールや日本酒のアテにすることもしばしばだ（笑）

倉敷市木見の首切り地蔵（前編）

ＪＲ木見駅は昭和６３年（１９８８）３月２０日の開業。無人の改札を抜け広場を通り宝篋印塔（ほうきょういんとう）のある方へ向かった。宝篋印塔とは供養塔の一種で墓のかわりに建立される場合もあった。福山では同様の石造物が千田大峠の頂付近に存在する。



木見の宝篋印塔は天明期の作である。建立目的はフェンスの内側に建つ標柱「波止岡の首切り地蔵 血洗いの池」を見て理解した。どうやら宝篋印塔の横に首切り地蔵が祀られているようだった。

福山市西町１丁目・龍淵寺（廃寺）が解体撤去されていた

見慣れていた物が急に消え失せるとやはり寂しいものである。私は西公民館の建設現場から国道２号線へ向かう途中、廃寺となって久しい臨済宗・龍淵寺（西町１丁目１１‐８）が解体撤去されたことに気付き愕然とした。


敷地の西端に墓と六地蔵のみが残されている。平成２４年（２０１２）１０月初旬に同じ場所を撮影した写真を比較対象としてご覧にいれよう。



寺の背後（東方）にはロッツ（現りむ）のロゴが見える。かつて入口脇には龍淵寺と大きく刻まれた石柱が建っていたのである。



入口正面に道場とでもいうべき平屋があり、墓地よりに小宇が経ち、六地蔵も屋根付きのお堂に祀られていた。私は『三四郎（明治４１年に連載が始まった夏目漱石の小説）』を読むために久し振りに漱石全集第五巻を開いた。そして次の有名な一節に目を通し苦笑したのである。

　三四郎が東京で驚ろいたものは沢山ある。第一電車のちん〱鳴るので驚ろいた。それから其ちん〱鳴る間に、非常に多くの人間が乗つたり降りたりするので驚ろいた。次に丸のうちで驚ろいた。尤も驚ろいたのは、何処迄行つても東京が無くならないと云う事であつた。しかも何処をどう歩るいても、材木が放り出してある、石が積んである、新らしい家が往来から二三間引っ込んでゐる、古い蔵が半分取り崩されて心細く前の方に残つてゐる。凡ての物が破壊されつゝある様に見える。さうして凡ての物が又同時に建設されつつある様に見える。大変な動き方である。
　三四郎は全く驚ろいた。要するに普通の田舎者が始めて都の真中に立つて驚ろくと同じ程度に、又同じ性質に於て大いに驚ろいて仕舞つた。今迄の学問は此驚ろきを預防する上に於て、売薬程の効能もなかつた。三四郎の自信は此驚ろきと共に四割方減却した。…

約１００年前の東京と今の福山の状況に似たようなものを感じるのは私だけであろうか。街の発展（景観向上）のために消滅してゆく物は非常に多い。一市民として後生のために出来るのは記録として残しておくことぐらいなのだ。

サラダ水菜と油揚げの和風パスタ

和風ペペロンチーノの応用編。辛みをつけたガーリックオイルで油揚げをカリカリになるまで炒めて水菜を加えて出汁を足す。ここへ茹であげたスパゲッティを投入し手早く混合してコショウで味を調える。中高年向きのあっさり味パスタをぜひお試しあれ。

福山市西町１丁目・西公民館新築工事

旧西幼稚園跡地（西町１丁目１１‐２）で西公民館の新築工事が進んでいる。西幼稚園は西小学校の敷地内に移転した。参考までに移転前の周辺地図を載せておく。



建設現場は能満寺のちょうど北側で福山市聴覚障害者地域活動支援センターと西っ子ゆめハウスの間にあたる。福山城下西端辺りはここ数年で大きな変化が見られるようになった。

超簡単コロッケの卵とじ丼

以前から気になっていた丼を作ってみた。コロッケを食べやすい大きさに切って丼つゆで煮て卵でとじたものである。衣がぐちゃぐちゃになる前に手早く仕上げるのがポイントであろう。よく煮込んだ肉じゃがをご飯にぶっかけて食べる感じで日本人好みの味だと思う。冷めたコロッケのリメイクとして覚えておくと重宝するかもしれない。

ＪＲ瀬戸大橋線・木見駅で下車

ＪＲ茶屋町駅の先で宇野線と瀬戸大橋線の２手に分かれる。宇野線を利用して宇野駅まで行ったのは１年前のことだが、瀬戸大橋線の方は実に６年ぶりだ。しかも各駅停車の車両に乗ったのは初めてだ。


児島駅の２駅手前にあたる木見駅（倉敷市木見４６９）で下車したのは私ただ一人だった。駅の階段の下は広場のようで大きな宝篋印塔が目に入った。



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福山市三吉町南１丁目・旧資生堂ビルの解体工事

資生堂ビル（三吉町南１丁目１１‐１９）を黒瀬クリニックが購入したことは大分前に知ったが、最近解体工事が始まった。ビルが完成したのは昭和４９年（１９７４）で綺麗なお姉さんが働いていたことを思い出す。

更地にしてから駐車場それとも新病棟が建設されるのだろうか。山陽新幹線の高架が出来る前、周辺はトンボが飛び回っていた…と私が言っても今の子どもには理解不能だと感じる。昔と変わらないのは蓮池川（吉津川）の汚さくらいである（笑）

秋の果物を味わう喜び

柿とみかん。代表的な秋の果物の皮をむき口に入れる。美味しさがわかるのは健康の証だ。旬の恵みに感謝しながらふと思うことがある。懐石の原点から大きく逸脱し贅を尽くすことに執着する人は本当に幸せなのかと。欲望のおもむくままに生きることでささやかな喜びすら感じなくなったとしたら皮肉なものだ。何でもほどほどにしておくのが無難だと思う。

１０月２６日（日）ＪＲ福山駅周辺のイベント「えーほん ｄｅ まち歩き ２０１４」

次の日曜日、福山駅周辺の７施設を使って「えーほん ｄｅ まち歩き ２０１４」というイベントが開催される。私が興味を持ったのは次の２つである。



西町のふくやま草戸千軒ミュージアム（最後の画像）の展示「むかしの本を見てみよう！」と霞町の中央公園及び東桜町のアイネス福山の「一箱古本市」。後者は意外な掘り出し物があるかも。実際に現物を手に取って内容をチェックできるのが大きな魅力だ（ネットオークションや通販では無理）

福山市駅家町・宣山産イチジクを味わう

駅家町今岡はその昔芦品郡宣山（むべやま）村今岡と呼ばれていた。宣山のイチジクを産直市で見かけて「旨そうだな～」と言うと露店のおっさんが「旨そうじゃのうて旨いんよ」と突っ込んできた。１個５０円だったので１パック買い求めた。

すっきりした甘みの蓬莱柿はいくらでも食べられる。私たちが種だと思っている白い粒々が実は花なのだ。イチジクを漢字で書くと無花果だが、実（花床）の中にちゃんと花は咲いている。

福山市・深津塩崎神社を出発した大名行列

１０月１９日（日曜日）は快晴である。大名行列は深津塩崎神社を９時過ぎ（アナウンスでは４分遅れと言っていた）に発った。昨年は雨で中止となったので近隣住民にとって今日は特別な日だ。



市広報のカメラマンだけでなく多くの市民がバシバシとシャッターを切った。行列はかなり大がかりなもので見ごたえがある。




歩く御殿様としきりに恥ずかしがる腰元、何とも微笑ましい光景だ。籠が台車に載っているのは役者の疲労を軽減するためと思われる。秋祭りの神輿に鬼はつきもの。私がカメラを向けると静止してくれた。どうもありがとう。



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