THE FOURTH PARTY

チョイ毒エッセイのようなもの。コメント欄でのやりとりはしません。用事がある人のみ書き込んでくだされ。

ガルルカップ北陸・6時間耐久参戦レポート

2008-07-28 13:36:36 | オフロード

金曜日の晩に、工場でビールをしこたま飲みながら280馬邪の整備をやっていたら、やはり気が付いた時には寝てしまっていた(笑)。
土曜日の朝、早朝5時ごろ起きて積み込み。風呂に入ってから出発。8時ごろであった。
今回は全くの単身で乗り込みである。

 

行き先は富山のコスモスポーツランド。
つい先日東海北陸道が全線開通して富山へのアクセス性が向上したことも、今回遠征をする決め手となった事は間違いない。
今年の坂内2DAYSエンデューロ以降、280馬邪は坂内2DAYS専用マシンとなる予定。今のうちに自分でしっかり乗っておきたい(しゃぶり尽くしておきたい)というのもあるし、一定以上の長時間EDを走ってみたかったというのもある。
コスモスポーツランドは一度行ってみたいとかねがね思っており、仕事が比較的落ち着く今の時期に行われるこのレースに白羽の矢が立った訳であります。
 
高速を降りて現地を目指すが、予想よりもイナカ(失礼)で、買出しをする店が無い。少し街の方に戻ったところ、やっとスーパーを見つけて一安心。

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約四時間半、275kmの道程を経て昼過ぎに現地に到着。意外と人は少なくて、常連さんが集まっている程度。下見走行可だったが、クラッシャーである俺は遠慮して徒歩で下見へと向かう。
 
コースはかなり長くて、限られた敷地内(とはいえ広い)に隙間無く押し込めたカンジ。
ちょっと位置関係は定かではないけど、全体の中央部にモトクロスコースがあり、その下段にピットエリアがある。モトクロスコースを囲むように全域にエンデューロコースが広がっているというカンジだろうか。

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もちろん今回のコースにはモトクロスコースもレイアウトに含まれている。
難易度をかなり落としているとの事だが、グルグルばかりやっている俺にとっては下見の内からウッズのドロドロには気が滅入る。
敷地の奥の方にJNCCで有名な大坂らしき場所を発見。

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今回はここは下りとして使うようだ。
 

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比較的近所には温泉があるようだったが、動くのが面倒だったのでソーメンを食い始める。薬味はネギとミョウガ、モロヘイヤ。モロヘイヤは人から聞いて今回入れてみた。結構旨い。ビールも飲む飲む。結局この晩は良く寝たなあ。
 
次の朝、受付と車検が始まる。車検を担当するスタッフに声を掛けられた。
「コレが280馬邪ですか。」・・・どーやらエントリー用紙に書かれた怪しい車種名を見て検索したようだ。ホレ、みなさんも「280馬邪」で検索してみよう!!
 
その他にも全くの無言で280馬邪に穴が開くんじゃないかと思うほどに10分ほど凝視する人や(フンイキ的に怖くてw俺からは声を掛けられず)、横目でチェックしていく人など、結構目立ってしまっている。
  
今回のレースは6時間エンデューロで、3人までなら何人で走っても良い事になっている。6割位が二人組みで走り、3チームほど3人組。当然俺は一人。

レースでちょくちょく顔を合わせるA氏は、地元のレースだけにやはり来ていた。
「6時間一人で走るのは、死にますよ」との事。
まあ、死にに来たのでいいんです。いや、ホントは6時間一人で走行ってのは絶対に無理だと分かっているので、休憩しながら走るつもりなのだ。

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レーススタート前はどこのレースでも同じで、やはりトイレのウンコ待ちで並んでいる人たちが。俺もビールの飲みすぎで腹が下っているので並んだところ、AAライダー平林氏の前にグリッドをゲット。走りで敵わない分はこういったところで差をつけるしかない(スミマセン)。
 
いよいよマーシャルの先導にてスタート。どうも俺はコーステープを見るのが苦手なようで、幾度もコースアウトしかける。
前半は坂内っぽくて好きなカンジ。目隠しされて連れてこられたら一瞬坂内と思ってしまう位に似ている場所もあるほど。走っていても楽しい。だが、一番奥にあるウッズ以降は苦労の連続。どうやって走ってよいのかイマイチ判らず、深いワダチは両足ダラリ。ステップに足を載せた方がいいとは思うのだが、コケそうで怖くて載せる事ができない・・・。

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ウッズを抜けると階段状にガレた下りがあり、動く石が体力を奪う。またドロっぽい林間コースの後に前出の大坂。終盤トドメに、ガレた階段状の登りがある。階段状・・・と言ってもそれほど激しいわけではなく、ラインを外す事も可能。難易度は低め・・・とはいえ、他のバイクがいない状態ならば問題なくクリヤーできる場所も、前方で誰かが引っ掛かってしまうと別のラインからは行けなかったり。上手いライダーはこういった場面でもヒョイヒョイと走っていってしまう。全体に忙しいコースで全開バリバリのポイントが少ない反面、楽の出来る場所も少ない。
心配した熱中症は、だんだん曇ってきたので問題なさそう。キャメルに入れた水もあまり減らない。

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2時間が経過したので、まだ走れそうだったものの後のことを考えて休憩にピットに入る。中間リザルトが出ているとの事で見に行くと、ダメダメかと思っていたが意外と良い所を走っているぞ。

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総合11位(1位2位はAAライダーで賞典外)、クラス2位。まあこんな所で中間リザルト見ながらバナナ食ってるようでは結果に期待は出来ないが。
15分ほどの休憩の後、再び走行開始。それなりに走っていたが、3時間経過した頃から疲れが出てきて、くだらないミスを連発。ありえないところで草むらに突っ込んだり(草が滑って脱出できなくなったw)、どうって事ない坂が登れなくなったり。コースは全開にするような場所は殆ど無く、全体にバイクの上下動が多い。加えて慣れないウッズのワダチで体力を消耗する。
コース脇で時々A氏が手を振っているので(彼は2人組みで参戦)瞬間的には元気を取り戻すが、そろそろ限界・・・。
 
4時間が経過。休憩のために再びピットイン。また中間リザルトが出ているとの事で、見に行った。総合16位、クラス3位。

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休憩していただけに結構落ちてますな。3時間時点では休憩の影響であろう、もっと落ちていた。

で・・・。

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レース中にペペロンチーノを作って食う。夕べ余ったソーメンの薬味、ネギとモロヘイヤを入れてみた。結構旨かったが水分が出てしまう様なので、茹で汁を加えるのは少なめにした方が良さそうであった。
ピットインした頃からかなりカミナリがゴロゴロ・・・。ペペロンチーノ作っているうちに降り出し、食い終わる頃には本降りに。お陰でテンションは思い切り低下。コースを一部カットするとアナウンスが流れる。結局俺は1時間ほど休憩してから出走。
 
コースは既にドロドロ。それでも最初の内はまあ走れるかなあ・・・と思っていたのに、雨と共にどんどんコースも田んぼと化し、疲れた体ではマトモに走らせる事すらできない。
ウッズと終盤の階段状にガレた登りがカットされているので気は楽になったものの、遂にコースは全域でヘビーマディとなってしまった。情けない事に何でもない坂が登れず、何度も転倒。下りでも転倒。バイクを起こす体力が残ってない。それでもどうにか微進し、JNCCで有名な大坂に到着。(先にも書いたが今回は下りとして使われている)
僅かな日差しは木々に遮られ、ライトが欲しくなるほどに真っ暗。
ソーッと下り始めたところ全くグリップを感じないまま転倒。バイクを起こしてちと休憩してたら、後ろから3台のバイクが来て、全員同時に転倒(笑)。コレ、登れって言われても絶対に無理だよなあ。
赤ゼッケンの人たちはサスガに上手で、普通に走っていってしまう。かと思うと俺がこれ以上ないほどにトロトロと走っていても、もっとゆっくりな人もいる。上手くなるにはもっと練習しなければいけませんな。
 
微進しつつもシフトしようと思ったら、シフトペダルが無い・・・。見たら豪快に曲がってやがる。一旦止まって直そうとしたところ・・・ポロリ。モゲました。
ん? ギエエエッ!! シフトスピンドルのシャフトから折れているう!! 

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クランクケースを割らなければなりませんな。
 
2速固定になってしまったので、どのみち既に順位は捨てている俺は無理をする事もないと判断して、リタイヤする事に決定。
ピットロードは周回チェックポイントより手前で入るのでカウントが一周少なくなってしまう。チェッカーが振られてからスタッフの方が気を遣ってくれて「チェッカーだけでも受けてきたら?」と言ってくださったが、既に着替えてしまったので辞退。ありがとうございます。
 

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結果は・・・何とクラスでドンケツ(笑)。
一応参加賞的に全員表彰してくれるので、恥を晒しに前に出るみたいでちょっとトホホ。もう少しマジメにやっとくべきだったか?
 
それでもかなり面白いコースだった。来年も出たい。また途中でペペロンチーノ食うかも。是非こういった場所で世界の代表T中氏の華麗なライディングを見せていただきたいものだ。もう少し近ければ練習に来たいところなのだが、往復550kmはちょっとキビシイなあ。せめて何人かでまとめて車一台で行って、ワリカンにしたいものだ。

コメント (4)
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