めざせ中医学的健康生活

日本人中医師による美容と健康に役立つ情報。「未病を防ぐ」をモットーに心と体の健康を保ち、毎日楽しく暮らせますように♪

産後にぜんざい

2011-02-11 | 産・婦人科ゴト
雪が降っていて寒い日はぜんざいを食べたくなります。

先ずはお椀を包み込むように持ち両手を温めてから、ゆっくりとお椀を傾けて小豆を一口。次に小豆の中からお餅をびよーんと…

ああ~

日本人でよかった! 



小豆は腎を補う事でむくみを解消すると紹介したばかりですが、少し追加を。


出産は腎を激しく消耗します。だから産後はとてもむくみやすく、今まで一度もむくんだ事が無いのに靴が履けなくなるくらいむくんだ!と言う例もあるほど。

よって産後のむくみ予防や解消にもオススメなのです。


私の持っている薬膳本の妊産婦のページにも、赤小豆濃湯と言う、作り方を見るとまさにぜんざいそのもの!な一品がのっています。

ですが、効能を見ると…

“母乳の出を良くする”薬膳として紹介されています。

そう言う効果もあるのですね。 と言う事は、産後の為の食べ物と言っても過言ではないですね。

張らずに母乳の出が悪い場合はお餅(母乳の原料となる)を足すと良いです。

張る場合は分泌は十分で通りが悪く詰まっている状態なので、お餅はやめた方が良いでしょう。


甘みですが、喉が渇いて冷たい水を欲する人は白砂糖を、温かい水を欲する人は黒砂糖を使うとより体質にあっ、たぜんざいとなります。とは言え、産後は悪露の排出をスムーズにする為に身体を冷やさない方がいいので、よっぽど熱が優勢でない限りは黒砂糖の方が良いかと私は思います。
でも本人の好みも大事だと思うのでその辺を考慮して選択して下さい。



本にある材料と作り方~赤小豆濃湯~

小豆150g、砂糖、水適量

豆が煮くずれるまでにて砂糖で味を調節


朝夕2回 適量 食べる(飲む?)様に書いてあります。

 


塩を一つまみ入れるとしっかり腎に届くので是非入れて下さい!



火曜に宅配で注文した小豆が届くので、また小豆を煮ようかな~♪


コメント (4)
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