めざせ中医学的健康生活

日本人中医師による美容と健康に役立つ情報。「未病を防ぐ」をモットーに心と体の健康を保ち、毎日楽しく暮らせますように♪

深谷葱で冷え知らず

2011-02-16 | 薬膳&食療(野菜)
先日仲の良いご近所さんから深谷葱をいただきました。

知り合いが育てているとのことで取りたての土つきです。

手渡された瞬間ずっしりと重みを感じ、ただものではないぞ!と思ったのですが、包みを開けてみると太くてみっちりと身が詰まっています。1枚剥くと真っ白に輝く立派な姿で、思わず写真をとってしまいました。

その日は夕食を簡単にすませようとサバの塩焼きを解凍していたのですが、急遽冷凍庫から牛筋煮を取り出し、2本分は白い部分を使って葱が主役のスープを作り、青い部分は斜め切りにしてサバといっしょに味噌煮にし、

残り1本は白い部分を2~3センチ長さに切りトースターで焼いて冷凍(煮物に凍ったままポンっと入れる。焼いておくと香ばしくなり煮くずれしにくい)。青い部分は小口切りにして味噌とあえていつでも葱入りのお味噌汁が作れる様に瓶に詰めておきました。

みっちり詰まった身ですが加熱すると“とろっ”ととろける様になり、甘みも強くいつもの葱のスープとはひと味違った仕上がりとなりました。サバと味噌煮にした青い部分も、甘みが味噌と合わさり絶妙な味となって、どちらも葱特有のツンツンした感じがマッタクなく優しい味でした。


この日はとてもとても寒かったのですが、葱たっぷりのメニューで夕食後は身体もポカポカ

それもそのはず、葱(白い部分)には寒さで滞った気血を通す作用があります。とにかく上から下まで通す!ので、寒い外から帰ってきた時には葱のスープを飲むと生き返るように感じると思います。

世間ではよく漠然と「葱と生姜で身体を温めよう!」と言われますが、生姜はお腹をポカポカと温めるので、葱とはまた違った温め方です。

いずれも取り過ぎは身体のバランスを崩すので良くないのですが、体質によって合う合わないがあると思うので、自分の身体と相談して自分に合った方法で取り入れて欲しいと思います。

もうしばらく寒い日が続く様ですが、深谷葱のおかげで温かく眠りにつけそうです。

ありがとうございました!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする