めざせ中医学的健康生活

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夏は小麦?

2007-05-10 | 薬膳&食療(豆/穀類)
すっかり夏の日差しですね

まだ湿度が高くなくて風が気持ちいい  気付けば木陰の多い道を選んでいる私。木陰に入ると、その気持ちよさに木に「ありがとう」って声をかけたくなります。

「これだけ暑いとお昼ご飯はサッパリした麺類がいいね」というセリフをよく聞きます。でも私は素麺や饂飩、パスタ、ラーメン等の麺類よりも米類の方が好きなので、残念ながらその気持ちは良くわかりません

とは言え、小麦は寒性で夏に合っているので食べた方がいいのかな~?なんて思っていましたが、よーく調べてみると面白い事を発見しました。

確かに小麦は寒性ですが、小麦を精製した小麦粉は温性なのです(中国の食材辞典によると)

小麦の出来損ないで実が入ってないものは、生薬として使われていて「浮麦」と呼びます。←中身が無いので水につけると浮くらしいです。

その「浮麦」は、寒性。そして、「麩」も涼性で熱性のおできや火傷のただれを治療する外用薬及び口服薬として紹介されています。

ただ、「麩」は煮ると涼性のままだけど、油で揚げて調理すると熱性になるそうです。 まあ、複雑


という事は、全粒粉小麦粉だと温→寒よりになるんでしょうかね?

私は全粒粉のビスケットやパンが大好きで、バナナブレッドや人参ケーキ等を焼く時も全粒粉を使います。

ケド、うどんやふわふわのスポンジケーキは精製した小麦粉の方が美味しいので、全粒粉にこだわっている訳ではないです。

なんだか話がまとまらなくなってきました


「夏だから寒性の小麦を!と思って毎日小麦粉製品ばかりとるのは実は間違っている」

という事を言いたいわけでも無く

結局は自分の体の要求を参考にバランスよく食べればいいと思う

のであります

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