こんにちは。愛車以外で移動する時間に、面白い本を読み終わりました。
■「移民の宴-日本に移り住んだ外国人の不思議な食生活」
高野秀行、講談社
毎日のごはんと、ごはんコミュニティを体験していく、比較文化論を、かるく書いた一冊でした。
それぞれが育った食の形と、日本の食の形を取り入れながら、新しい家族やコミュニティを組んでいくアプローチは同じでも、それぞれの文化背景によって、やり方が違うことを面白く読みました。
もっとも印象的だったのは、インドから在日して30年を越える方の言葉でした。
宗教に対して、インド人は寛容なんですか?と尋ねた著者に対して、排他的ではないだけです、と日本語で答える。
「寛容であること」と「排他的でない」ということは、まったく違う、といわれる。
間違っているもの、違うものを大目にみる、いってみれば上からの許容を感じさせる意識を「寛容」と、彼は捕える。
違うものが共存する状態を、理解して、受け入れて、あえて追い出そうとしないことが、「排他的ではない」といえる…インドの文化背景に流れるのは、こちらだという。
自分は異文化に対して、どちらなんだろう…。なんと丁寧に日本語を使うのか、己を恥じる瞬間でした。
堅苦しいことを抜きにして、読んでいて楽しい本でした。食文化に興味をもたれる方に、オススメします。
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もっとも印象的だったのは、インドから在日して30年を越える方の言葉でした。
宗教に対して、インド人は寛容なんですか?と尋ねた著者に対して、排他的ではないだけです、と日本語で答える。
「寛容であること」と「排他的でない」ということは、まったく違う、といわれる。
間違っているもの、違うものを大目にみる、いってみれば上からの許容を感じさせる意識を「寛容」と、彼は捕える。
違うものが共存する状態を、理解して、受け入れて、あえて追い出そうとしないことが、「排他的ではない」といえる…インドの文化背景に流れるのは、こちらだという。
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