過労死予備群の「食から笑顔になる生活」

夜討ち朝駆けで仕事する日々。忙しくとも自分なりの手間をかけて、美味しく笑顔になる生活を志します。

ガラの興奮を胸に1b・サラダの気持ち

2013-08-28 20:53:33 | 旅日記
■Small lobster with seafood salad and fresh tomatoes
(魚介サラダとトマトをあしらった小ロブスター)

華やかな色彩のパレット♪
EXオリーヴオイル、バルサミコ酢、塩、胡椒...目の前でたっぷりと挽いてくれていました。OKというまで、挽くけど...?(苦笑)
あっさりと優しいロブスターは蒸してあって。トマトが目をみはるほど美味しくて。野菜がしゃきしゃきで。これをサラダと呼ぶのは間違っている、との感想に、にっこり。
サラダではありませんから。アンティパスト...自慢のオードブルでしょうもの。

ロブスターとトマトを一緒にひとかけら、味わいました。英領ジャージィとは違う、オリーヴオイルの香りのために、幾分、引き気味にスチームしている。うーん、やるなぁ...。
この二つのアンティパストを見て味わっただけで、夜中の自分のカンはイケているねっと確信したのでした(大笑)。


二つの食の選手権に参加しています。一日一回、クリック応援していただくと、更新の励みになります。ありがとうございます。
にほんブログ村 グルメブログ 今日食べたものへ
グルメブログ 今日食べたものへ">

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ガラの興奮を胸に1a・薔薇色!

2013-08-28 20:32:19 | 旅日記
入り口で英語でお席を求めましたから、イタリア語のメニューの下に、小さな活字で英語の説明が記されたブックレットを、手渡されます。

さて。夜中のこと故、注文する際に、少しく考えました。
アンティパスト(前菜)、プリモ・ピアット(第一の皿、おおむね炭水化物)、セコンド・ピアット(第二の皿、いわゆる主菜)、主菜と同時に野菜料理、ドルチェ(食後のデザート)なんて、どんなに早くても、ありえません(苦笑)。

はじめての街、初めてのレストランです。
ガラに興奮した喜びを胸に、ワクワクと食事を楽しむ気配を伝えられたら、お行儀は大目に見てもらえることでしょう(確信犯、笑)。
そこでこの夜は、アンティパストとプリモだけ、注文してみることに決めました。
悩む同行者も、口車にのせました(大笑)。

■Ham drowned in amarone wine (アマローネワインにひたされたハム)
美しい薔薇色! 切りたてのハムが、ひらひらと薔薇の花びらを集めて重ねたかのように、盛り付けられています。或る意味、無造作に(笑)。

Amarone wineは、ヴェローナ近郊で伝統的手法で生産されるワインです。陰干し、搾汁、樽熟、瓶内熟成と手間をかけるワインです。
そのワインの香りと旨みで、切りたての花びらのハムを食す。メニューで読んだ時よりも、目の前にしたほうが、ワクワクが深まります。

うまうま♪ わぁ!香りと甘さと、葡萄のほのかな苦みと。噛むごとに溶けて、塩味と肉の旨みが、口腔に拡がる。
これって...ワインすすみすぎっ!(笑)

ガラに感動していた人間は、あっという間に、食の虜になるのです(笑)。移り気は誰の性(さが)~♪と、ヴェルディは歌っているではありませんか。うふふ。
■Ristorante Tre Marchetti, Verona, Itary


二つの食の選手権に参加しています。一日一回、クリック応援していただくと、更新の励みになります。ありがとうございます。
にほんブログ村 グルメブログ 今日食べたものへ
グルメブログ 今日食べたものへ">


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ガラの興奮を胸に

2013-08-28 18:34:33 | 旅日記
■オペラの為に生まれた皿に、迎えられる。

オペラがはねた後で、イタリアでは不都合なく食事ができると、聞いていました。
そこで、ホテルからコロッセオに向かう途中で、数件のレストランを覗き見しておいたのです(笑)。
もっとも素敵に見えたレストランに、オペラ終了後に立ち寄ると...予約の有無を確認した後、2分ほどして、席を得ることができました。
(本当は行く前に予約しておくのが、望ましいと、後で気づきました。予約はたった一言、「オペラの後で!」で良いのです、笑)。

レストランは、街路にもテントを巡らしてテーブルをもっていました。
室内の壁には、ボッティチェリを想わせる穏やかな花の咲く庭園の壁画がありました。

写真は、各テーブルのベース・コートのお皿です。赤と青と金彩にて描かれているのは、ここアリーナ・デ・ヴェローナで過去に演じられたオペラの演目、名場面との説明を、ギャルソンにきいて、うっとり♪
赤と青、必ず、対になる形で、テーブル・セッティングがされているのが、おしゃれです。
さたにテーブルには、水をそそぐためのゴブレットが置かれています...写真左手、硝子と金彩骨格をくみあわせた、なんともレトロスペクティヴなゴブレットです。うふふ。こういうの、弱かったりします(爆笑)。

オペラ帰りの人で賑わうレストランにいれば。そこは、もうひとつのアリーナ席のように感じます。
■Ristorante Tre Marchetti, Verona, Itary


二つの食の選手権に参加しています。一日一回、クリック応援していただくと、更新の励みになります。ありがとうございます。
にほんブログ村 グルメブログ 今日食べたものへ
グルメブログ 今日食べたものへ">

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第一夜開演 (感想を追記しました)

2013-08-28 18:21:47 | 旅日記
■開演をまつ…照明がおち、月光に。コロッセオ階段席には蝋燭が灯る
オーケストラのチューニングがすみ、合唱団がステージに入場し、銅鑼が三つ、打ち鳴らされます。照明が徐々にフェイド・アウトしていきます。

…第一夜、写真撮影はここまでです…。公演中の撮影記録は禁止です。

照明が落ちた、静かな空間。頭上には拡がる夜の闇。月がステージ後方に輝きます。目をコロッセオに転ずれば、階段席に光の花束が拡がる。小さな蝋燭…ケーキに飾るようなろうそくが、ゲストの掌で灯され、コロッセオの輪郭に人が満ちた暖かい印象に包まれる。
なんて素敵!! 人が創り出す空間。

ステージ下手に、スポットライト! 指揮者が拍手に迎えられて、入場する。夜 十時。『ガラ・ドミンゴ・ハーディング』開演。


★感想追記(2013/08/28)
第一曲を、とてもとても、楽しみにしていました。
屋外で音響は、どう感じられるのか? オーケストラだけなら、夏のセントラルパークで経験があるが、これはオペラのアリアを歌唱する、そのためのオケだから。
アンプを使わない人の声って、どう響くのだろう...興味はつきませんでした。

オケの前奏...あっ、音が空も含めて、まるく球状に拡がるような、時間の左右差に遅れのない音に聞こえる...面白い。
ソプラノの発声...少し上向き(=空向き)の顔...えっ、音がアリーナ席にむけて、伸びてくる...まっすぐに声がむかってくる感覚が面白いです。

満席のアリーナ席に対しては、残響が生じてこないような音の聞こえ方をする...これは、すごい。これを、知っているから、コロッセオをオペラ専用に使えると、思ったのだと、ぞっとしました。

立位姿勢に対して、発声する顔の傾き角度に、注意してみていると、音の届き方に対して、関係性がぼんやりと見えてくるように思います。
それは、オペラ歌手それぞれの姿勢によっても、変えているように思われました。

「音質」について、おそらく、座る場所ごとに、これらの印象は変わるはずです。
それこそが、まさにライブ...歌手と観客によって生み出される、一期一会のきらめく「音楽」なのだろうと、思います。

「音」を聞き取ることだけに集中していたのは、最初の2曲位まででした(苦笑)。
「音楽」ですもの、オペラですもの。
その情景を思い描き、心を重ねていくことに、引き込まれて行きました。

次々と、ヴェルディやワーグナーのアリアがうたわれる。
聞かせどころばかり、次々と。
美しくて、贅沢な時間なのだけれど...やはり、オペラの全体構成のなかでうたわれるアリアにこそ、心が全部、奪い取られるように感じる、我儘者でした(苦笑)。


そして、引っかかっているのは、やはりドミンゴの状態でした。
入院していた彼が退院して、自宅静養に移り、8/5にウィーンで歌えなければ、ヴェローナも難しいとは、イタリア語→英語の彼の個人webから推測していました。
今年のヴェローナ音楽祭の名誉総合監督を務める彼。
彼の監査の程度によらず、それぞれのbestを尽くす皆の姿勢は変わらなくても...。
彼が、あと、どれだけの時間、歌手としてステージに立つだろうか?
現在の彼を聴くチャンスは、多くはないと、思っていたのでした。

一曲目の歌いだし...ああ、難しいか。
二曲目の歌いだし...お、伸びてきている。
三曲目...ああ、やはり、歌い手は歌によって生きているんだ!それが真実!!

こうして、わくわくと、あっという間に時間は過ぎていきました。
開演10pmのガーラ。終焉し、アリーナを後にしたのは12:30pmを廻っていました。

余韻さめやらぬまま、です(笑)が、明日へと持ち越すことにして、レストランへの道を選びます。
この日は移動日で、2pm以降に何も食を摂れていなかったのです(苦笑)。

アモーレ・カンターレ・マンジャーレ! (愛そう、歌おう、美味しく食べよう♪)
Verona最初の食へ、続きます。





コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする