過労死予備群の「食から笑顔になる生活」

夜討ち朝駆けで仕事する日々。忙しくとも自分なりの手間をかけて、美味しく笑顔になる生活を志します。

鯖を活かす郷土料理3:焼鯖そうめん、湖北の郷土料理あれこれ

2017-03-03 12:12:00 | 日いづる国の伝統食




よかろご膳
○近江牛の陶板焼き
○湖魚お造り:鮒の子まぶし
○焼鯖そうめん (小鉢にて)
○えび豆
○寄せ湯葉豆腐
○白和え
○ご飯、お吸い物、香物
○千代子もち



焼鯖そうめんの背後に、高杯に白和えを盛り付けるのは、面白いです。
こちらの盛り付けからも、焼鯖そうめんは、ご飯のおかずなのだと、伝わってきます。



あは! 抜き蒲鉾が鯖のイメージで可愛いお吸い物です。



■鮒の子まぶし
湖北の郷土料理、冬から春へのお刺身です。鮒の洗いに、別に塩茹でした鮒の卵をまぶし、たまり醤油で食します。まぶさない鮒の洗いには、山葵を合わせて。
ほんのり桜色の鮒は、こりっとして、プチプチ感がまた楽しい食感でした。琵琶湖産の鮒は、きれいな食味でうまし♪



■焼鯖そうめん
こちらは小鉢仕立て、前記事の写真が、普通の仕立て、です。
鯖を焼いてから、二日間、甘辛く煮込んでつくる、とのことで、ほろっとほぐれます。骨まで柔らかく食せる焼き鯖です。
三年寝かしの細いそうめんに、鯖の煮汁がよく絡んでいます。普通の鉢仕立て(前記事の写真)では、そうめんは束湯がきしたかのような、きれいに整った、うっとり盛り付けでした。
全体が鯖の香りに満ちた一皿です。美味しくいただきました。これはご飯のおかずですね!

五月の田植えの頃、農家に娘を嫁がせた親御さんが、お見舞いに焼き鯖を差し入れる風習から生れた郷土料理と、ききました。
また、後から調べた中には、暮らしの工夫を現した記述がありました。
田植えの頃の農家には、米が乏しくなる時代が多く、保存食として必ずあった、乾素麺を出して、助けとしてきたことから、焼き鯖とあわせる、この料理が生まれた、とのことでした。

地域の暮らしぶりが偲ばれる、郷土料理は楽しいです(ニッコリ)。
作り方がでていた滋賀県の郷土料理本を、自分土産に買い求めてきました(ニッコリ)。



■近江牛の陶板焼き
アスパラの牛巻き、しめじ、さつまいも、ブロッコリーを、甘辛く蒸し焼きしてありました。
お肉、柔らかくできていました(ニッコリ)。



■写真左、えび豆
琵琶湖のすじえびの旨味を、お豆にのせる。こちらも湖北の郷土料理です。甘塩ぱく煮た、ご飯がすすむ常備菜と思います(ニッコリ)。すっかり、気に入りました。

こんにゃくや野菜の細切りの白和え、寄せ湯葉の濃厚な豆腐も、しっとり美味しくできた懐かしげなおかずでした。



■千代子もち
ココアパウダーをまぶした、柔らかいお餅とみました。ら、お餅の中には生チョコが仕込まれていました(笑)。
ハイカラさんです(笑)。
丸喜屋さんというお菓子屋さんで、長浜土産として作っているそうです。


成功した街起こしと言われる黒壁スクエアを有する長浜市の、郷土料理にむける想いを、楽しく食した昼でした。
■翼果楼、長浜市元浜町


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鯖を活かす郷土料理2:焼鯖寿司

2017-03-03 10:30:00 | 日いづる国の伝統食
特徴ある定食を、二人で選んで、色々の郷土料理を楽しませてもらう作戦(笑)をとりました。



お千代定食
○焼鯖寿司
○お吸い物
○赤こんにゃく
○白和え
○焼鯖そうめん
○千代子もち

ダプル炭水化物かと思いましたら、違うのですね!
この設えをみると、焼鯖そうめんはおかずと捉えていると分かります。
おもちが正面なのは、ウケました(笑)。



■焼鯖寿司
焼鯖寿司の断面です。身厚な焼き鯖、海苔、山椒を含む押し寿司のスタイルです。
美味しい! しっかりした脂も感じる、みっちりした食感です。

鯖寿司といえば、京都、いづうの鯖姿寿司を思い出します。あれは、若狭の一塩鯖を昆布で包み寝かせる寿司で、独特な旨味があります。
こちらは焼き鯖を押すので、香ばしさを含めた、素朴な美味しさがありました(ニッコリ)。郷土料理の面白さと思います。

赤こんにゃくは近江の名物です。その田楽もまた湖北の郷土料理です。


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鯖を活かす郷土料理1 (長浜、翼果楼)

2017-03-03 07:42:00 | 日いづる国の伝統食


長浜の郷土料理を、昼食にいただくために、翼果楼(よかろ)を訪れました。
170年余り前の呉服屋さんの建物を活かして、お食事処としたという風格ある佇まいでした。



道路際のショウケースのお膳の案内も、懐かしげでした(ニッコリ)。



立派な曲がり階段を上がって、二階のお座敷へ。梁の太さ、木組みの立派さに、豪商が暮らした長浜の豊かさを感じました。戦前の回転式電話機、螺鈿の六角テーブル等、骨董にニコニコしながら、賑わう店内でした。

■翼果楼 (長浜市元浜町7-8)


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つるし雛 (長浜市)

2017-03-03 06:03:00 | 旅日記
琵琶湖・湖北、余呉湖に一泊二日で旅しました。
長浜市黒壁スクエアまわりでは、様々な場所にお雛様が飾られていて、古くから豊かであった街を偲ばせました。
ガラスの向こうのお雛様は、なかなか写真には切り取りにくいものですが、お座敷や窓辺に拡がる、つるし雛や手毬は風情がありました(ニッコリ)。







輪っかに結ばれた、とりどりの布人形達。
飛騨高山の這う子や、さるぼぼに見立てる人形もあって。物流の繋がりに想いをはせました。



呉服屋さんに飾られた、江戸時代後半のお雛様。祖母のお雛様に似たお顔を懐かしく見惚れました。
■滋賀県長浜市にて


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