

よかろご膳
○近江牛の陶板焼き
○湖魚お造り:鮒の子まぶし
○焼鯖そうめん (小鉢にて)
○えび豆
○寄せ湯葉豆腐
○白和え
○ご飯、お吸い物、香物
○千代子もち

焼鯖そうめんの背後に、高杯に白和えを盛り付けるのは、面白いです。
こちらの盛り付けからも、焼鯖そうめんは、ご飯のおかずなのだと、伝わってきます。

あは! 抜き蒲鉾が鯖のイメージで可愛いお吸い物です。

■鮒の子まぶし
湖北の郷土料理、冬から春へのお刺身です。鮒の洗いに、別に塩茹でした鮒の卵をまぶし、たまり醤油で食します。まぶさない鮒の洗いには、山葵を合わせて。
ほんのり桜色の鮒は、こりっとして、プチプチ感がまた楽しい食感でした。琵琶湖産の鮒は、きれいな食味でうまし♪

■焼鯖そうめん
こちらは小鉢仕立て、前記事の写真が、普通の仕立て、です。
鯖を焼いてから、二日間、甘辛く煮込んでつくる、とのことで、ほろっとほぐれます。骨まで柔らかく食せる焼き鯖です。
三年寝かしの細いそうめんに、鯖の煮汁がよく絡んでいます。普通の鉢仕立て(前記事の写真)では、そうめんは束湯がきしたかのような、きれいに整った、うっとり盛り付けでした。
全体が鯖の香りに満ちた一皿です。美味しくいただきました。これはご飯のおかずですね!
五月の田植えの頃、農家に娘を嫁がせた親御さんが、お見舞いに焼き鯖を差し入れる風習から生れた郷土料理と、ききました。
また、後から調べた中には、暮らしの工夫を現した記述がありました。
田植えの頃の農家には、米が乏しくなる時代が多く、保存食として必ずあった、乾素麺を出して、助けとしてきたことから、焼き鯖とあわせる、この料理が生まれた、とのことでした。
地域の暮らしぶりが偲ばれる、郷土料理は楽しいです(ニッコリ)。
作り方がでていた滋賀県の郷土料理本を、自分土産に買い求めてきました(ニッコリ)。

■近江牛の陶板焼き
アスパラの牛巻き、しめじ、さつまいも、ブロッコリーを、甘辛く蒸し焼きしてありました。
お肉、柔らかくできていました(ニッコリ)。

■写真左、えび豆
琵琶湖のすじえびの旨味を、お豆にのせる。こちらも湖北の郷土料理です。甘塩ぱく煮た、ご飯がすすむ常備菜と思います(ニッコリ)。すっかり、気に入りました。
こんにゃくや野菜の細切りの白和え、寄せ湯葉の濃厚な豆腐も、しっとり美味しくできた懐かしげなおかずでした。

■千代子もち
ココアパウダーをまぶした、柔らかいお餅とみました。ら、お餅の中には生チョコが仕込まれていました(笑)。
ハイカラさんです(笑)。
丸喜屋さんというお菓子屋さんで、長浜土産として作っているそうです。
成功した街起こしと言われる黒壁スクエアを有する長浜市の、郷土料理にむける想いを、楽しく食した昼でした。
■翼果楼、長浜市元浜町
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