京都・美山荘の中東さんが監修とのことで、楽しみにしていました。
食神様のおいなりさん の他に、発酵食品と日本酒のセット、味噌と出汁の相性を考える三種の味噌汁、実山椒を加えた親子だし巻き、根菜の旨味感じる筑前煮を注文してみました。
お酒とお味噌汁は、神棚に上げるような清楚な白の陶器、他はリユース不可の紙皿です。大地に還る紙とのこと。
立席テーブルの他に、仮設畳に座卓のスペースがありました。
おいなりさんは美味しかった! 蓮根や根菜のシャキッと感が、ご飯のねっとり、旨ジュワッのお揚げにあって。
お味噌汁のプレゼンテーション(写真・中央右手、三つが半月盆にのっている)は、単純だけど、美味しさの違いが解りやすく強調されていました。白味噌と昆布出汁、田舎味噌にいりこ出汁、赤味噌に鰹節出汁。
日本酒(写真・右手奥)と発酵食品(一番手前)、野沢菜漬けが旨し。古酒(色が飴色)と自然酒で比べると、古酒はお正月のお屠蘇のような、味醂と酸味が混じった気配になっていたのが面白かったです。
だし巻きは、実山椒と鶏そぼろを巻くというよりはセンターに挟んだような仕上り。筑前煮は丁寧に作った味。
きれいに造った美味しさ、少量ではっきり感じる味の載せ方をしてある……「万博」のような設定を面白く体験しました。
アボカド味噌は、ディップに近く受けとりました。
日本には嘗め味噌の文化がありますが、香味野菜や季節の薫る食材を合わせることに意義があれのだということを、改めて思い出させてくれました。
面白い体験でした。
フラッシュをたかない写真を応援し、SNS発信をすすめる仕組みは、まさに現在の万博の形と思いました。
階段の多用は、バリア・フルな企画と思いました。古いビルを活かす茅場町再生プロジェクトの一環ときけば、うなづけました。
非常口のような場所から、出入り口に戻ると、明るいコンセプト・ショップがありました。書籍、食器、食品やパンが、並んでいました。
かつお出汁100%で作る食パン!
味見すると、最後に鼻に抜けるのは鰹節出汁の香りでした。工夫して焼くと、こんなことも出来るかと、面白く受けとりました。
買ってきました(笑)。
ゆっくり回り、味見をちゃんとして(笑)、二時間程度の体験でした。
インタラクティブ・アートを、ダイアローグ・イン・ザ・ダークにのせた技術環境や、食に絡めて体験をまとめる手法は、まさに万博型と思いました。
以上、現代を体験した報告でした(笑)。
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