★飛び込み記事です★
▪️堅果類(くり、松の実、くるみ)
写真手前。まさにドライフルーツ!(笑)
[学び]
古くから貯蔵食とされていた、ナッツ類は、平安時代には、ドライフルーツはデザート扱いとして、供されるようになったとのこと。
▪️唐菓子(からがし)
写真奥。非常に堅い、捻り棒のような素朴な粉風味(笑)の揚げ菓子でした。
[学び]
スナック感覚の王朝ケーキ、遣唐使が持ち帰った調理の一つ。8種類の唐菓子と、14種類の果餅が記録に残る、とのこと。
▪️強飯(こわいい)
写真左下、手前。いただいたのは、お赤飯というか、小豆のおこわでした。豆の甘さがある、素朴なおこわが、高く筒盛りにされていました。
[学び]
強飯はおこわのことで、当時の宮中での正餐に供されているもの。さらに改まった席では、『高盛(たかもり)』が習慣とされていたそう。
▪️汁物(あつもの)
写真右手前。
▪️白酒(食前酒)、かわらけにて
写真右手前。お雛様の日の子供にすすめる白酒に同じ、素朴な品でした。このかわらけ(手捻りの土のさかづき)はお土産にくださいました。
[学び]
平安時代初期には、今に繋がる酒造のレシピが起こされていたことが、延喜式に書かれています。
▪️米酢
写真右奥、一番右の白濁した液体。
弥生〜古墳時代には、すでに中国から、管理発酵・醸造技術が伝わっていたことが、史実に残されています。
平安時代には、上流階級のみに、薬や調味料として、使われていた記録が残ります。
食の素材の味が強く、塩、醤、米酢を後で合わせる食前は、豊かで、滋養に満ちていました。奥州藤原氏の祝膳は見事でした。
▪️平安時代食。えさし藤原の郷にて、2024年10月に体験。