トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

落葉掻き

2010-03-01 | 今日は真面目に

Photo_4  適期としてはギリギリか逸脱しているかもしれないが、体験者がいないから実践的に理解するしかないと思って「二月中だけ」のつもりで落葉掻きをしてきた。

 昨年秋に落ちた表層は乾燥しているが、中層はまだ葉の形を残している。早いものは菌糸が回っているものもあるが、おおむね腐食が始まったという塩梅だった。

 下層は腐食質が堆積していると考えていたが、そうでもなくすぐ表土だった。団粒構造になっているほど腐植土は生産されていないように感じた。適期かどうかの問題はあるが、やらなければ先送りでしかないので比較のためにもやるべきと言うのが結論である。

 意外だったのは腐食質・腐植土が少なかったことだ。ほぼ広葉樹の林だから針葉樹より腐食質は豊富、と考えていたのだが違った。本当にやってみて理解できることもあるし、意外だったことにも直面する。自然はわからない。カラムラサキハツに出会えたのも意外の一つだ。プックリとして可愛い姿だった。


山の三月東風吹いて

2010-03-01 | 合混で闘作すれば

 梅は咲いたし 河津は花見

   杉も咲かせる 鼻の紙 ハア コリャコリャ               弥生姐さん

 ちり紙を鼻に詰めれば喉に落つ花も霞ます涙目の日々        うるる        

 夜な夜なに鳴き始めたる雄猫の赤子仕込まず赤子真似たり     風眠

 フキノトウ土筆を抜いて伸びたれど我がなにそれは伸びたままなり  寒念

 「ここがいい」探して滑った事だから三月二日は骨折記念日      障 満恥

 独り聴く弥生の森の相聞歌                        トロル