適期としてはギリギリか逸脱しているかもしれないが、体験者がいないから実践的に理解するしかないと思って「二月中だけ」のつもりで落葉掻きをしてきた。
昨年秋に落ちた表層は乾燥しているが、中層はまだ葉の形を残している。早いものは菌糸が回っているものもあるが、おおむね腐食が始まったという塩梅だった。
下層は腐食質が堆積していると考えていたが、そうでもなくすぐ表土だった。団粒構造になっているほど腐植土は生産されていないように感じた。適期かどうかの問題はあるが、やらなければ先送りでしかないので比較のためにもやるべきと言うのが結論である。
意外だったのは腐食質・腐植土が少なかったことだ。ほぼ広葉樹の林だから針葉樹より腐食質は豊富、と考えていたのだが違った。本当にやってみて理解できることもあるし、意外だったことにも直面する。自然はわからない。カラムラサキハツに出会えたのも意外の一つだ。プックリとして可愛い姿だった。