トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

春の兆しに

2010-03-25 | 小父のお隣さん

 『花八手霜の花かと思いたる』

 『間引きして萌え始めたり木々の下』

 『落葉掻き転がり出でし春キノコ』

 『卵塊は鬼ご用達トコロテン』

 『ガマのたり卵引きずりのたるガマ』


君の名は?

2010-03-25 | 小父のお隣さん

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 朽木の集積場に見慣れないキノコが6本笠を広げていた。「君の名は?」と訊ねたところで答えてくれる訳でもないけど、表面の黒い薄皮模様が面白くて撮影した。

 科の見当すらつかないから図鑑をみるのも気乗り薄で、結局似た写真すら見いだせなかった。キノコに関心があるわけでもなく身近な題材で少々寄り道と言うところだ。

 笠の黒い部分は日焼けした皮膚が剥がれ落ちるような雰囲気もあるが、成長に合わせて広がるような所見もあるし、なんだか変な模様である。裏側のヒダの部分は薄茶色で、なんとなく古びた印象だ。

 キノコ類をみての第一印象は「食べれるか?」だけど、概ねは「食不適」か「有毒」と思って差し支えないのがフイールドだ。猛毒キノコでも昆虫によっては食べているものがあり、生命力や食材に対する適応性の広さには感心させられることも多い。進化適応の歴史に思いを馳せる、と言うと少々大げさになるけれど、ミクロもマクロもマグロも難しい世界だ。