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トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

ほっと一息

2010-03-08 | 水辺環境の保全

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 一日だけの晴れ間をぬって水辺の作業を終わらせた。明日からは雨続きの予報だが、のんびりと山間の温泉場にでも出かけよう。

 水路の保全と水辺環境の向上を図るために段差工を施していたが、どうも最上部の状況が気に食わない。下流から上流まで段差工で単純すぎるのだ。夜中に目覚めると「あれこれ」とプランと言うかビジョンと言うべきか浮かんできて落ち着かない。土を掘り上げるのが増えて負担だが、自分に納得させるために片付けてしまった。

 上部の二段の段差工は、流路に変化をもたせるために斜めに振って「く」の字に川の流れを生じさせ、段差で落としていた落差分は傾斜床 とした。もう材料がないから細い丸太の杭を打ち込んで浸食止めとしたのだが、こちらのほうが生物には優しい構造だ。

 段差は段差で水中の酸素溶存度を向上させる機能が高いのだが選択肢はいくつかあるし判り切っている事なのだが手間を喰うので、どうしても安易に流れがちになる。

 二段目だった丸太の段差は、そのまま生かしてオーバーフローの構造に使った。水が少なければ砂州が下部に形成される見込みだ。ここには葦が生える予定なのだが…。

 啓蟄も過ぎて、生物があふれ出す前に終了し、まずはほっとしている。溢れ出した頃に流路は安定相になっているだろうから。

 葦草の根茎も埋め込んだから、適度に根付いて茎を伸ばしてくれたら万歳だ。


鼻先花散る酔いは

2010-03-08 | 温故痴新

 これはこれはとばかり花の吉野山   貞室

   これはこれはと馬鹿吏銭の天下り

 一撲とぼくぼく歩く花見かな       季吟

   一夜無くぼきぼく歩く派遣切り

 これがまあ終の住家か雪五尺     一茶

   これがまあヌイの棲家か霞む関