トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

寒は思い出 2

2010-03-22 | 感じるままの回り道

Photo 『霜萎えも陽に還りたる淡みどり』

 『ホトケノザ霜枯れの野の紅小粒』

 『冬萌えに靴迷い踏む午後模様』

 『タンポポの黄色一点霜の原』

 『寒明けば裸木淡き沢景色』


わたし、きれい?

2010-03-22 | 小父のお隣さん

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 林内を通ったら、先日よりもヤマルリソウの株が目に付く。開花の最盛期のようで、あちこちに群生していた。昨年はほとんど目に止まらなかったのは何だったのだろうか。

 やっぱりワスレナグサを連想してしまう容姿なのだ。見渡すと林内のあちこちに株があり、小群落を形成している箇所も見られた。林床の枯れ枝や切り払った竹の稈などを片付ければ、見やすくもなるし 繁殖もし易い環境になるだろう。

 こんなことを思いつくので結局は作業を増やしてしまう事になる。さて、林内を出たところで白い蝶が飛んできて着地した。近くに着地されると小生、誘惑されるのが常である。

 「モンシロチョウか!」と思い近寄ったのだが「ぶぶーっ!」であった。触覚から蛾の仲間らしいが、撮影する気になったのは羽根の模様のせいだ。

 見れば見るほどニカワを垂らした様に見えてくる。光り具合などで、そのものに見えるのだ。頭部は正面に回っても撮影できるほど露出はしていない。羽根の下に隠れているような位置関係だ。

 お世辞にも蛾であるから、綺麗とは思わないが「変わった模様だ!」と関心くらいは示せる個体だった。ヤマルリソウも名前ほど花弁は綺麗ではないのが残念だ。とは言うものの、控えめな花と柔らかな葉の色使いはしっとりとしていて古き良き時代を思い起こす。

PS:写真の蛾は「ウスギヌカギバ」だった。美麗種との解説があった。