フキノトウを採集するとフキ味噌で賞味していたのが、今年は取りはぐれて時期を逸してしまったけど「フキ味噌もどき」に調理してみた。
フキノトウ、椎茸、花かつお、味醂、砂糖、味噌、七味唐辛子、オリーブオイルで、いわゆる舐め味噌仕立てだ。フキノトウは全体の二割程度だったが、独特の味わいは楽しめた。フキノトウと採ったばかりの椎茸は微塵にしてオリーブオイルで炒めたが「バターにすれば良かった」と思ったが後の祭り。
見た目が悪いから人に薦められるような代物ではないのだが、熱いご飯に載せて食べると、やっぱり美味しい。フキノトウが少ない分だけ、量的には食べられる。今まで調理していた「ほとんどフキノトウ」のフキ味噌では抜群の美味しさだが、アクが多いかと思うと少なめに食べざるを得なかった。これはこれで「もっと食べたいなあ!」とストレスになる。
現在、手を入れている水路の縁は、昔は棚田だったところだから水分は潤沢だ。此処に蕗の根茎を移植すれば繁茂してくれそうだが、目に付く場所だから口に入るかどうか悩ましいとこだ。セリくらいが目立たなくていいかも…。
でも「いい歳こいて餓鬼道!」なんて言われる事よりも、今日は「鶯の初鳴き」を聴いた「法華経」の境地で「一筆啓上仕りそろ」と仕上げたかったのだが…。誘惑に弱い、お・い・ら・。